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その後Aは鉄塔広場のベンチで少し休む事にした。
『ここら辺はいつも穏やかな風が吹いてるな……』
Aの綺麗な白銀の髪が風に靡く。心地良い風の中にいると、うとうととしてしまう。
『少し寝ようかな』
Aは鞄を枕にベンチに横になった。
空が青く澄んでいてとても綺麗だった。いつの間にかAの目蓋は閉じていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ん………やば、結構な時間寝てたかも……』
Aが目を覚ますと、空はとっくに赤く染まっていた。
円「お！やっと起きたか？」
風「こんなとこで寝るなよな」
『！……円堂に風丸か』
円「ここに来たら寝てたからびっくりしたぜ」
『なら起こしてくれればよかったのに。特訓してたんだろ？』
風「お前が気持ちよさそうに寝てたから起こしずらかったんだよ」
風丸がそう言いながらAの額に軽くデコピンした。
Aの寝ぼけた顔を見て風丸が笑い出した。
風「お前、そんな顔もできたんだな。いつも教室にいないからあんまり喋ったことなかったけど、こうして喋ると案外普通の奴だったんだな」
『私は至って普通だよ。周りの勝手な評価でそう見られてるだけだし』
円「話しやすいし、何よりいい奴だよな！」
円堂が真っ直ぐに笑いながらそう言うものだからAは少し照れくさくなった。
『……じゃあ、そろそろ帰るから。お前達も、体壊さないくらいに留めておきなよ』
Aはそう言うと、柵を跳び越えながら帰っていった。
風「あいつ、なんでサッカー部に入らないんだろうな」
円「さぁ……でも俺、豪炎寺もAも、無理に誘うのやめることにするよ。
今の１１人で強くなれたらいいなって思うんだ」
風「そっか……」
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雷雨(プロフ) - おすすめに出てて、読ませてもらいました。中学時代から無印のイナイレが女子の間で流行り、それ以来ずっとハマってます。初代懐かしいです……！ (2019年9月12日 20時) (
レス) id: a9c3063b0d (このIDを非表示/違反報告)
チャバネゴキブリ - こういう小説好きです！ (2019年4月8日 18時) (レス) id: 768888a8a1 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - あの、はじめまして………皇と言う苗字、キャラと被ってますよ？マキュアの本名が皇マキなので……でも面白かったですよ！！これからも読み続けますね！ (2019年4月2日 1時) (レス) id: 14377fb98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年3月12日 15時
