夜桜と美しき女神６〜オリオンの刻印〜

２７９． ページ29

その翌日、アフロディ達は約束通り遊園地にきていた。









そして現在、岩戸、ヒロト、アフロディ、Aの４人は”楽しく”メリーゴーランドに乗っていた。








ヒ「……」








岩「……；」








照「アハハっ」








『♪』









ヒ「……で、これは一体どういうことだ」









照「どういうことって、遊園地でメリーゴーランドだよ」









ヒ「いや、だからそこがわかんないんだって！









大体なんでお前とAが二人乗りなんだよ！」









Aはアフロディの前に座り、アフロディはさりげなくAの腰に手を回している。









『そうカリカリするなよヒロト。結構楽しいじゃないか』









Aはアフロディのことなどお構いなしに遊園地を楽しんでいる。









そしてようやくメリーゴーランドが終わった。









岩「終わったでゴス……；」









ヒ「アメリカとの試合は明日なんだぜ！？








遊んでる場合じゃっ」









『ヒロトはなんでアフロディ遊園地にお前達を連れてきたのかわかっていないみたいだな』









ヒ「はぁ？」









照「新技のためだ」









ヒ「え？新技？」









『そう。岩戸とヒロトとアフロディの３人の技だよ』









岩「この３人でゴスか……？」









照「よし、メリーゴーランドはクリアのようだね」









ヒ、岩「「？」」








照「それじゃあ……本格的に君達の三半規管、引っこ抜かせてもらうよ」









この時のアフロディの顔は神というより悪魔に近かった。

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