ホロウサマ𓈒𓏸𓐍 𓇢 ページ42
𓈒𓂂 𓇢 𓈒𓏸𓂃𓂂𓈒𓏸𓐍 𓇢 𓐍 𓏸 𓈒𓂂𓂃 𓏸 𓈒 𓇢 𓂂𓈒
「触らないで」
ぱしっ、と乾いた音が響く。
触れようとした手を叩いたのだ。
「それと、誰?ホロウサマって。」
「ホロウサマは我らオフィクスの神だよ。」
「神?」
「あぁ、争いを生む者を滅ぼそうとオフィクスを作った素晴らしいお方だ。」
いつの間にかまた積み上げられた瓦礫の上に座っていた。
どこかうっとりしたような声でそう言った。
「で、ボクを連れ去ろうとしたのはそれが理由ってとこ?」
「まぁ、半分正解だな」
「半分?」
「あぁ、お前は気付いていないだろうが、お前のカはホロウサマと同じだ。」
「なるほど、それでボクを連れ去ってボクを崇めようとしたって?」
「あぁ、お前がオフィクスに来てくれれば色々と助かりそうなもんでな。」
「断る、って言ったらどうする気なの?」
「残念、お前に拒否権はないよ。」
「どういうこと?」
ボクは男を睨む。
「弟のこと、大事なんだよな?」
「ッそういうことか。」
汗がすっと落ちる。
にこっと男は笑った。
「分かった...その代わり何が何でもルインには手を出すな。」
「次期当主様はそんなに怖い顔ができるんだね。」
男は黒い外食を蝶のようにひらりとさせてからこちらを見た。
「いや...当主にはなれないんだっけ?」
語尾にかけてゆっくりと言った。
𓈒𓂂 𓇢 𓈒𓏸𓂃𓂂𓈒𓏸𓐍 𓇢 𓐍 𓏸 𓈒𓂂𓂃 𓏸 𓈒 𓇢 𓂂𓈒
ここからちょっと会話文多めです!
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱるるる - 最近読めてなかったんですが、やっぱいつみても面白いです…!! (9月17日 14時) (レス) @page50 id: 4033a3da89 (このIDを非表示/違反報告)
ちょうれもん🦋 - 久しぶりに読みに来たら、たくさんのお話が出ていて、とても面白かったです。初登場のエメラルドちゃん(?)ツンデレなんでしょうか、とてもかわいいですね!!これからも頑張ってください!! (7月21日 17時) (レス) id: 9043ebb7d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるるる - 最近低速やら没収やらでなかなか読めてなかったんですが、本当に素晴らしい作品です!(by教祖) (7月21日 9時) (レス) @page47 id: 4033a3da89 (このIDを非表示/違反報告)
Izana ハル - 初めて読ませていただきました!とても面白いです!(by入信者) (7月4日 22時) (レス) @page3 id: e32158e589 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と小瓶 - 毎日投稿、ありがとうございます!!いつも楽しみにしています。これからも頑張ってください!! (7月4日 12時) (レス) id: e2aa629c09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:透明な炭酸水 | 作成日時:2023年5月28日 21時