夏祭りにむけて ページ30
深「あ、俺行けないの12日だけだ。ラッキー！」
阿「うっそ、俺全然予定合わないんだけど……バイト代わり探したら見つかるかな……」
「なにしてんの？」
午後からのバイトにそなえて、軽くシャワーをあびてリビングへ立ち寄ったら、なにやらホワイトボードの前で難しい顔で考え込む阿部ちゃんとふっかがいた。
「……夏祭りアンケート？」
見上げたホワイトボードには、"夏祭りアンケート"と書かれている。その下にはいくつかの日付と、それぞれの開催場所らしき地名。
阿「そう。佐久間とだてさんが企画してくれたんだけど、いきなり決定だと予定合わないから、自分の行ける日にチェック入れておいて、1番みんなで行ける日にしようってこと」
深「画期的でしょ？Aちゃんもうシフト出しちゃった？」
「えぇー！出しちゃった！今のところいつのが有力？」
スマホのスケジュール帳を開いて、今月のシフトと見合わせる。
深「有力なのは16日と24日かな。でも16日のはちょっと場所が遠いから、人数同じなら24日になると思う」
「あーあ！！こういう時ってカブるよね！」
阿「Aちゃんもアウトだったか」
スケジュール帳には無残にも"17時〜24時"の文字。
阿「お互い代わり探し、がんばろ」
「うん……あぁ、もっと余裕を持ったシフトを組めばよかった…」
バイトの代わりが見つかるよう希望を込めて、とりあえず今は夏祭りアンケートには未回答にしておくことにした。
「よっしゃーー！これは勝った！」
1人、人目を気にせず、バイト先の事務所で思わず歓声を上げた。
というのも、例の夏祭りのある24日。そこには確かにあたしのシフトはしっかり刻まれていた。けれど、その上の欄が、空欄になっている。
その上の欄とは、もちろん、木村くんのシフトだ。
まだ木村くんに代わってもらえるかはわからないけれど、とりあえずの可能性があったことに、まずはひと喜び。
「今日は木村くんに仕事させないレベルで働こう」
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すずの(プロフ) - しょっぴーしんどみが深いです！ (2019年5月5日 2時) (
レス) id: 0281d1cc7e (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - 改めて最初から読み直しました！！しょっぴーが切ない…。しょっぴー頑張れ！！笑 (2019年1月25日 1時) (レス) id: e09021bb44 (このIDを非表示/違反報告)
とみちゃん(プロフ) - あなたの紡ぐ文章が読めて嬉しいです、応援してます。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: df9c0b9860 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近は更新が毎日あって寝る前の楽しみになっています！無理せず頑張ってください！本当に文章やストーリーがお上手で感動します（；＿；） (2019年1月24日 1時) (レス) id: 32bd2067cf (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこけし(プロフ) - 阿部担だけど、なべがものすごく気になってしまいます…(笑) 物語もいよいよ佳境ですが、メンバー目線もっと読みたいです♪ 更新無理せず頑張って下さい(*´∀｀*) (2019年1月23日 17時) (携帯から) (レス) id: b63c0386f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ
| 作成日時：2018年12月18日 4時
