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7話 頭に過るのは私も ページ9

彼の顔を見ると思い出してしまう。



守ると言った嘘つきの約束破り。



きっと今私を疑ってるんでしょう。


だから疑いなさい。疑って後悔しなさい。



「(失ったものは大きいんだから。)」



目を伏せていると前髪に沖矢が触れた。



沖矢「具合でも悪いんですか?」



「いえ。一寸日差しが強くて。」



昨日も快晴だった。そして今日も。



他愛もない会話をしていると



安室「ご注文のものです。」



「あれ?これ私頼んだっけ?」



メニューにもない食べ物が置かれた。



安室「頼んでませんよ。試食していただきたくて。」


他にもお客さんがいるのに…



「何故私に?」



安室「貴女が特別だからですよ」



ウインクしてくる。



沖矢「僕の彼女に色目使わないで下さいますかね。」



安室「これは失礼しました。」


絶対悪いと思ってないよね。


てかこの料理…



「ブルスケッタ…」



安室「本場の方に試食していただくのが一番かと思いましてね。」


感想を求められているな。これ。



一口、口にいれると



「美味しい…!美味しいですよ!んーでももう少しトマトが欲しいですね。」



安室「トマトですね。ご感想ありがとうございます。」



と去って行った。



沖矢「何故私は彼に嫌われているのでしょうか。」


「わかってるならどうしてここにしたの?」



勿論知っている。嫌がらせだと。それと同時に証人だと。



沖矢「此処のハムサンドがおすすめなので進めておきたくて…」



沖矢が注文したハムサンドを一つくれて食べた。


「んん〜♥ottimo!」



沖矢「それはよかった。」



後は普通に学生っぽい会話をして帰ったよ。代金は全部沖矢持ちね。手伝ったんだから此れくらい当然よ。

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vile - 風見さんと協力して降谷さんを拘束して強制的にシエスタさせる夢主最高です!! まぁ、ドルチェがビスケットなのには私も笑ったwww (2018年7月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 66be3b6d69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むーるがい | 作成日時:2018年6月18日 0時

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