坂道グループ小説

・・・ ページ22

菜緒side



あれから1週間後

Aは未だに目を覚まさない状態

菜緒あれからずっとAのこと見てるんやで？

今日なんか昨日の夜学校終わりに病院来てそのまま看護師の先生たちにバレんように隠れつつずっとおるで


お母さんたちも

「あの子が目が覚めて1番に見たいのは菜緒ちゃんだから」

って言って気を使ってくれてんのに


なのにそんなに寝とったら菜緒まで眠くなるやんか

少しAと一緒に寝ようかな

そう思って菜緒はAの手を握ったまま目を閉じた



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夢主side



.......んっ

なんか変な夢見たなぁ

あんまり覚えてはないけど

少しぼやけてたピントがあってくると

真っ白い天井

少し固めな感覚が背中に伝わってくる





.......病院か

こういうのドラマとかアニメでよくあるよね←

そして手には暖かい感じ

視線を向けると菜緒が寝てた

ずっと見ててくれたのかな？嬉しいな

『菜緒、大好きだよ』

そう呟いて菜緒の頭を撫でていた

すると菜緒が起きて

菜緒「.......へ？…夢？」

なんて言うから

『違うよ笑 ただいま』

って言ってみたら泣きながら

菜「おかえり…っ」

って言ってくれた

ああ、こんなにいい幼馴染持ってよかったなぁ

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