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Harry side
「それじゃあ、例のあの人があの森に潜んでるって言うの？」
寮に戻ってさっき起きた出来事をハーマイオニーとロンに話した。
ハーマイオニーは信じられないと言ったふうに首を振る。
ロンも恐ろしそうにこちらを見た。
「スネイプが石を欲しがっていたのは自分のためじゃなくてヴォルデモートのためだったんだよ。
あの石があればヴォルデモートは力を取り戻せる……。
そして、復活するんだ……」
スネイプがハロウィンの日に3階に向かった意味がやっと分かった。
スネイプはヴォルデモートと繋がっている。
「でも復活したらあいつは君の事･･･
殺す気だと思う？」
ロンが震えた声で僕に問う。
「たぶん……
チャンスがあれば今夜殺す気だったと思う」
「そんな時に僕、期末試験の心配してたなんて！」
絶望的な表情をするロンに、僕も釣られて不安になった。
すると、ハーマイオニーがハキハキとした声をあげて僕らを勇気づける。
「ちょっと待って。大事なこと忘れてない？
この世で唯一人ヴォルデモートが恐れているのは誰？
ダンブルドアよ！
ダンブルドア先生がいる限りハリーは大丈夫、あなたには指一本触れさせやしないわよ」
それに、ホグワーツにはあのポップルウェル先生もいるわ。と彼女は続ける。
そうだ、さっきだって僕が危なかった時
誰よりも早く助けに来てくれたポップルウェル先生。
「確かに……こっちには伝説の闇祓いがついてるんだもん、きっと大丈夫だよハリー！」
ロンも希望を持った顔で明るさを取り戻した。
伝説の闇祓い……。
ポップルウェル先生はホグワーツに就任する前は、魔法省で闇祓いをしていたらしい。
そこでの働きは凄まじく、まさに伝説と言われている。
たった1人で何人もの闇の魔法使いを捕らえ、いくつもの組織を壊滅してきたそうだ。
重要人物の護衛にも何度も抜擢され、全て完璧にこなしていたらしい。
そんな凄い人が、なぜ闇の魔術に対する防衛術では無く平凡なマグル学を教えているのか………
魔法界の誰しもが疑問に思っているんだとか。
「そうだね……確かにポップルウェル先生がいるのは心強いよ」
でも、と続ける僕に二人は首を傾げた。
「でも、もしポップルウェル先生が僕らの味方なら
どうしてヴォルデモートと繋がっているスネイプと仲が良いんだろう」
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
