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今日予定されていた全ての授業を終え、凝り固まった肩を回しながら廊下を歩く。
そういえば、今日はセブルスもハリー達の授業を担当していたはず……。
意地悪してないといいんだけど、あの調子を見る限りでは望み薄かな。
やれやれと苦笑いを1人零し、薄暗い廊下を進んでいると前方からマクゴナガル先生が嬉しそうに歩いてくるのが見えた。
その後ろには、何故か箒を持ったハリーもいる。
「ポップルウェル先生！良いところでお会い出来ました！」
『あの……何かあったんですか？』
とにかく浮き足立った様子のマクゴナガル先生。
ハリーは何だかよく分かっていない様子で、こちらの様子を伺っている。
「聞いてください、ポップルウェル先生
この子は最高のシーカーになります！」
『この子が………シーカーに？』
驚いてハリーを見ると、彼もこちらを見ていた。
マクゴナガル先生の話では箒に乗る授業中にちょっとしたイザコザがあったらしく、その際にハリーが素晴らしい箒の操縦を見せたのだそうだ。
それで最年少のシーカーに抜擢された、と。
『そうですか………この子が…』
さすがジェームズの息子……という所だろうか。
しっかりかつての友の才能を受け継いでいる彼のことが、とても愛おしく思えた。
ハリーにゆっくりと近づき、視線を合わせる為に膝をつく。
柔らかな頬に手を添えた。
リリーの目だ。優しい……リリーの。
「あ、あの、、、ポップルウェル先生……？」
戸惑った様子のハリー。
その様子が可愛くて、ついふっと笑ってしまった。
『ポッター君。………いや、ハリー
これは素晴らしいことです。大体………100年ぶりですかね？
しっかりと頑張るんですよ』
「はい……。でもあの、僕クディッチの事がよくわからなくて……」
『あははっ、大丈夫ですよ
皆最初はわからないものです。それに君は……』
「僕は………なんですか？」
『…………いえ。
君には素晴らしい仲間がついています。安心なさい』
「はい、ありがとうございます」
少し癖のある髪の毛をくしゃりと撫でてから立ち上がる。
後ろからの視線を感じてそちらに目をやると、マクゴナガル先生が疑問を持った顔をしていた。
なぜ伝えないのだと言いたいのだろう。
先生からの視線から逃れるようにそっと目を伏せた。
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
