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『おや？』
マグル学の授業が終わり、生徒たちが教室から全員出ていった頃
廊下の方から複数の人間がバタバタと走る音が聞こえた。
廊下を走るのは校則でも禁じられており、他の人間にぶつかったらやはり危ない為、注意するべくドアから顔を出す。
『こら〜、廊下は走らな…………あれ？
ハリーと
あれは………ロン・ウィーズリーくん？』
何をやってるんだ彼等は？
確か1年生のグリフィンドール生はこの時間、スリザリン生と合同でマクゴナガル先生の変身術の授業のはずだけど……。
『道に迷ったの……か？』
焦った様子で廊下を右往左往している彼らを見兼ねて近づく。
僕に気づいた様子もなく、このドアか？違う、もっと大きなドアだ！等と言い合っている彼らの背後を取った。
『こんにちは』
ビクッと振り返る二人。
ハリーは僕を見るなり「あ！」っと声を出し、ウィーズリー君は何故か目と口を大きく開けたまま固まってしまった。
『こんなところでどうしたんです？確か君たちは今頃変身術の授業を受けているはずでしょう？』
ハリーは何かを言いたげだったが、当初の目的を思い出したのか焦ったように口を開いた。
「そ、そうなんです！先生！僕達……道に迷ってしまって！」
『はい、そんな事だろうと思っていました』
あまりの慌てぶりにふふっと笑うとウィーズリー君が頬を赤らめた。
『安心なさい、変身術の教室まで僕が案内してあげますから』
「ほ、本当ですか！？」
『えぇ、もちろん。この学校は広いですから迷うのも仕方の無いことです。
さ、早く行きましょう。もう10分は遅刻していますから』
ニコッと笑って彼らを変身術の教室へと誘導する。
二人は安心した顔をして僕の後ろを歩き出した。
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
