162話:慕われて当然! ページ25
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そしてとある日。
ミ「つまり結論ッ!
人間は肉食ってるから不味いんだ!
どーだ!?オレが考えた意見!」
ア「なるほど、結構説得力あるな」
『おぉ…おもしろいね』
ナ「オ…オレ肉より野菜とか果物よく食う方なんだけど…」
ミ「ぎゃは!ならお前は結構旨いかもな!!」
フ「ナランチャ!こいつの話を盛り上げるなって!」
ア「お……ブチャラティ。遅かったじゃあねーか」
ブ「空港仕切ってる涙目のルカ……いるだろ…」
ヤツがさっき変死体で見つかったから調べろとポルポに命令されたらしい。
ん!ついに来たね、ジョルノが。
フーゴが自ら調査役を名乗り出たところでブチャラティはお客さんが来ていることに気づいた。
お客さんなんて今まで来たことなかったんだけどなぁ。
これがいい方向に繋がる出来事だといいんだけど。
こういう時は慎重に行動しなきゃね。
『朝からあんたを待ってたよ。
モンテサント広場のお花屋さんやってるカタギさん』
フ「素性は調べました。真面目なごく普通の男ですが、半年前に一人娘を亡くしています」
私は後のことはブチャラティに任せてテーブルに戻った。
…ブチャラティは優しいなぁ。
カタギの人だから組織に借りを作らせないように断ってあげてる。
男「ここから先は貴方と二人でお話したいのですが…」
全「……」
ブ「話を続けるというのなら、あいにく彼らは私をとても信頼してくれているし私も同様です。
その彼らに対し食事をやめて外に出ていってくれと言うなんて、私にはとてもできない」
男はそれを聞き、黙って頭を下げた。
ふと、隣のナランチャと目が合う。
私達は肩をすくめて笑いあった。そして小声で、
『ブチャラティって本当に仲間思いね。
私、ブチャラティ大好きよ』
ナ「オレもブチャラティ大好きだぜー!」
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作者名:胡蝶 | 作成日時:2022年7月27日 2時