月光の白 <Road To Success> (ページ6)

今日:30 hit、昨日:14 hit、合計:26,792 hit

E:51 ページ6

ジョ「おっ、ドネル・ケバブがあるぞ。ハラごしらえでもするか。
すまない、6人分くれ」

ジョースターさんが店員にそう告げると店員は値段を言った。

店「6こ、千円ね」

ジョ「千円？」

『？』

ジョ「千円じゃと？カッカッカッ！バカにしちゃあいかんよ君ィー、高い高いィーーっ」

店「いくらなら買うね？」

2人の値段交渉が始まる。
私の住んでいた場所ではあまりこういうことは無かったから、初めて見る光景にワクワクが止まらない。

『わぁ…凄い。こんなの私できないわ。
流石ねジョースターさん、素敵だわ』

承「……」

花「おれだってできる、って言いたそうな顔ですね」

『あら、確かに承太郎も上手そうね！
それに。そんなに張り合わなくったって、貴方が素敵な人だっていうことは私ちゃんとわかってるわよ。
もちろん、花京院もポルナレフもね』

4人でジョースターを待って話していると、

ジョ「おい皆！その婆さん目を覚ましておるぞ！！」

全ージョ「！！」

私の隣で眠っていたお婆さんは起き上がり、ガタガタと震えていた。

エン「わ……わしは！わしは！何も喋っておらぬぞｯ！な、なぜお前がわしの前にくる…このエンヤがDIO様のスタンドの秘密をしゃべるとでも思っていたのかｯ！」

『えっ……』

お婆さんの視線の先には、あの店員がいた。店員が頭に巻いていた布とかけていたサングラスをはずす。そして、

？「DIO様は決して誰にも心を許していないということだ。
口を封じさせていただきます。
…そしてそこの5人……お命ちょうだいいたします」

エン「あバババババババｯ！！！」

『お婆さんｯ！！！』

彼女の目や口の中から大量の触手が出てきたのだ。ポルナレフに引っ張られ、お婆さんから引き離される。

すぐに触手はおとなしくなった。急いでお婆さんに駆け寄ったが、彼女はもう、生きてはいなかった。

『死んじゃったら…なおしてあげられないわよ………』

悔しくてしたかなく、私は男を睨み付けた。