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プッ……
ポルナレフの顔の前でイギーがおならをした。
もう１歩後ずさる…。私はやだ、私はやだ。
ポ「このド畜生ｯ！こらしめてやるｯ！おどりゃあーーーっ
チャリオッツｯ！！」
『！こっ、これはｯ！』
承「これがザ・フールか」
花「シンガポール沖でオランウータンのスタンド使いに出会ったが…犬もか」
ポ「てめぇ！本当にブッた切るぞｯ！」
チャリオッツがザ・フールを切ったが…
ポ「ゲッ！す…砂のようになって！きっ、切れないｯ！今度は固まっておれの剣をとり込みやがったｯ！」
ア「簡単にいえば砂のスタンドなのだ」
承「うむ……。シンプルなヤツほど強い…。
おれにも殴れるかどうか…」
『本当ね、あ……』
ポ「ひっ、ひーーーっ！おい！助けて！
この犬どけてくれーーーっ」
『あーあぁ…』
ア「例の大好物を持ってるか？」
男１「持ってなきゃ連れてこれませんよ」
財団の男があるものを出した瞬間、イギーの鼻がピクッと動いた。そしてその好物を受け取ったアヴドゥルの元へ走り、ワンワン吠える。
かわいいわぁ〜。
ア「なんてものすごく鼻のいいヤツだ。
イギーはコーヒー味のチューインガムが大好物でな。こいつに目がない」
男２「アヴドゥルさん！箱の方はヤツの見えない所へ隠してｯ！」
イギーはアヴドゥルの差し出したガムではなく、箱をかっさらっていったのだ。
ジョ「コーヒー味のチューインガムは大好きだが、決して誰にも心は許さんのじゃ、こいつは」
花「こんなヤツが助っ人になれるわけがない」
クチャクチャとガムを食べていたイギーが突然私をジーーっと見てきた。
……え、私？
私もポルナレフみたいにされるのっ！？
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月25日 15時
