E:86 ページ41
『ジョ……』
全「承太郎ｯ！！」
ポ「承太郎が歯ですりつぶされたーーｯ！」
『ポルナレフ黙って！何か聞こえる…！
遠くから聞こえるような……』
花「近づいてくる！」
ポ「この声は！？」
スター「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラｯ！！」
ポ「ダイヤと同硬さなのに歯を掘って出てきたｯ！」
ジョ「OH MY GOD！！
ついでに！ヒィーーーｯ！
他の歯までへし折ってるぞーーーっ！！」
承「おい皆、このまま外へ出るぜ」
スター「オラァｯ！！」
承太郎はスタープラチナで全ての歯をへし折ってしまった…。
承太郎……なんて恐ろしい子なの…。
承「やれやれ。ま、確かに硬い歯だが、叩き折ってやったぜ…。
ちとカルシウム不足のダイヤモンドだったようだな」
ーーーーーーーーーーーー
その後、襲われることなく無事に海上まで上がることができた。
少し向こうに女の人が倒れているのが見える。
ア「ハイプリエステスの本体のミドラーだ」
花「どうします？再起不能でしょうか…」
ポ「美人かブスか、見てくるかな」
ポルナレフがミドラーに近づく。
『？承太郎、いいの？
恋におちるかもしれないんでしょう？
さぁいってらっしゃい！』キラキラ
承「やれやれ…。嘘に決まってんだろーが。
あの婆さんの時にも言ったが、おめーは素直すぎるんだ」
『あ、え！？
…そーなのね…』
承「……」
ア「……」
アヴドゥルが承太郎の肩に手をおき、苦笑いを浮かべてため息をついた。
『え…なに？どうしたの…？』
その質問に2人は答えてくれなかった。
ジョ「どうだ、ポルナレフ」
ポ「ノ…ノーコメント」
歯が折れてるせいでお世辞にもキレイとは言えない姿らしい…。
敵とはいえ、私だって女の子だ。恋する女の子にとって顔に傷を受けることのダメージが大きいのは分かる。
この人…鏡を見たらショックで死んでしまうかもしれない。
承太郎へのミドラーの思いがいつか伝わるのを願い、私はミドラーにそっと近づいて、歯をなおした。
ア「ついにエジプトへ上陸したな」
ジョ「ジェットなら20時間で来るところを…30日もかかったのか」
花「いろんな所を通りましたね。脳の中や夢の中まで」
承「夢？なんのことだ？」
『そっか、皆知らないのよね。ねー、典明』
花「あぁ！ふふ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月25日 15時
