月光の白 <Road To Success> (ページ5)

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花「なんてこった」

ジョ「ホテルの外に出てみりゃあ、こ……ここは…」

承「やれやれ」

『墓場…だったのね。スタンドの霧で墓場を町やホテルにしたてあげて、墓下の死体をも操っていたなんて……。
このお婆さん、とんでもない執念のスタンドパワーの持ち主だわ』

静かな眠りを邪魔してしまったことを謝るために、お墓に手を合わせた。

花「どうしますか？意識を失っていますがこのままここにおいていくのは我々にとって危険です。再び復讐してきますよ」

ジョ「承太郎とも相談したが、この婆さんなら一緒に連れて行く」

ポ「つ、連れて行くのか？」

承「このババアには喋ってもらわなきゃならんことが山とある。例えばこれから襲ってくるスタンド使いは何人いてどんな能力なのか、エジプトの何処にDIOが隠れているのか、そしてDIOのスタンド能力は」

ジョ「どんな正体なのか？この婆さんからそれを聞き出せば我々は圧倒的有利になる」

花「そう簡単に口をわるとは思いませんが」

ポ「ご……拷問でもする気かよ？」

ジョ「わしのハーミットパープルを忘れるなよ、TVにこの婆さんの考えを写しだせばいい」

ポ「なるほど！墓場にはTVはねーから次の町でか…」

私達が話していると、ジープが勝手に動き出した。

全「あっ！！」

ポ「ホル・ホースｯ！」

ジョ「あの野郎ｯ！我々のジープをｯ！」

ホル「おれはやっぱりDIOの方につくぜｯ！また会おうぜ、もっともおたくら死んでなけりゃあな！
そこの強かで可憐なお嬢ちゃんも、今度会えたらお茶でもしようぜー！」

ポ「てめーーｯ！戻ってこい！ジープを返せこの野郎ｯ！」

ホル「ひとつ忠告しておく、その婆さんはすぐに殺したほうがいいｯ！さもないとそのババアを通じてDIOの恐ろしさを改めて思い知るぜきっと！じゃあなーーっ」

ポ「なに言ってるんだあの野郎～～～」

『…あの人……はぁ…』

ジープをとられてしまったため移動手段が無くなった私達は近くで馬車を買い、それに乗って移動することになった。