月光の白 <Road To Success> (ページ40)

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ジョ「口の中に吸い込まれたーー！」

ア「バカなｯ！！この巨大さはｯ！」

ポ「なんだ！？この大きさは！このスタンドパワーは！？今まであんなに小さかったのに！？」

ハイプリ「ムキャッ！
ナハハハハハハハ！！ナハハハハハハハ！！」

花「スタンドのパワーがこんなに大きいのは本体が距離的に近くにいるせいだｯ！
きっとものすごく近いぞｯ！」

『こ…ここは敵の体内のどこなの？』

ジョ「まだ口の中じゃ…。喉の奥には飲み込まれていない…」

ハイプリ「承太郎！」

承「！」

ラバーズの時のように無理やり何かさせられるのではと心配になり、承太郎に駆け寄って服の袖と手を握る。

ハイプリ「承太郎！お前は私の好みのタイプだから心苦しいわね…。私のスタンドで、ハイプリエステスで消化しなくっちゃあならないなんて！」

ポ「(ヒソヒソ)」

承「(やれやれ、言うのか)」

ポ「(言え！ホレ、いいから言え)」

『？？』

承「……１度あんたの素顔を見てみたいもんだな。おれの好みのタイプかもしれねーしよ。

恋におちる…か、も」(わざと)

『(まぁっ！！)』キラキラ

私はパッと承太郎の手を離し、胸の前で両手を握った。

承「……」

ハイプリ「………………♡……」

ポ「お…おれはきっとステキな美人だと思うぜ。もう声でわかるんだよな、おれは」(わざと)

ア「うむ、なにか高貴な印象を受ける」(わざと)

花「女優のオードリー・ヘプバーンの声に似てませんか？」(わざと)

ジョ「わしも30歳若ければなぁ」(わざと)

『きっととってもキレイな人なのねｯ！
私、私！凄くキレイなお姉ちゃんが欲しかったの…♡』(マジ)

だが…

ハイプリ「きっさまらーーーｯ！！
私には分かるわｯ！！A以外心から言っとらんなぁぁぁーーーｯ！！ぶっ殺すｯ！」

ジョ「HOLY SHIIIT！！」

『み、みんな！！』

花「な…なんだこれは！？」

ジョ「舌だｯ！スタンドのベロだｯ！危ない気を付けろｯ！！」

大きく動いたハイプリエステスの舌は承太郎に直撃してしまった。彼が吹っ飛ばされた先は、

『承太郎ｯ！！』

ジョ「はっ！歯だｯ！奥歯だｯ！
承太郎ｯ！身をかわせ！挟まれるぞｯ！」

ア「承太郎を助けろｯ！引っ張り出せーーｯ！」

ズッシィィンｯ！！……

………