月光の白 <Road To Success> (ページ38)

今日:6 hit、昨日:14 hit、合計:26,768 hit

E:83 ページ38

全員で隣の部屋に逃げ込み、ドアをしめた。

ハイプリエステスも入ってきていないだろう。

花「これからどうするｯ！ヤツか我々か…、閉じこめられたのがどちらか分からんが…いずれ遅かれ早かれあの部屋から何かに穴を開けてここまで来るぞｯ！」

『機械だらけのこの密室では私達は圧倒的に不利…』

ア「この潜水艦を捨てて脱出するのだ。とにかくエジプトに上陸するぞ！」

ポ「しかしここは海底40m！そんなに深くはないがどうやって海上へ！？」

そう言うポルナレフにアヴドゥルが渡したのは…

ポ「今度はスキューバダイビングかよ！！
おれ経験ないんだよね、これ…」

承「やれやれ」

ジョ「この中でスキューバダイビングの経験のある者は？」

ポ「ない」

承「ない」

『ないわ』

花「ありません」

ア「隣の部屋からハイプリエステスが襲ってくる！早く潜り方を教えてくださいｯ！」

ジョ「慌てるなアヴドゥル。いいか皆、まず決して慌てない。
これがスキューバの最大注意だ」

ジョースターさんが丁寧にやり方を教えてくれる。
さすがジョースターさん、とっても分かりやすい。
これなら私も海上までちゃんとあがれる気がする。

ジョ「それと当然のことながら水中では喋れない。ハンドシグナルで話す…簡単に２つだけ覚えろ。

〈大丈夫〉の時はこれを出す。…OKだ。
そしてヤバイ時はこうだ…」

『(へぇ～。よし、覚えた)』

ポ「なぁ～んだ、ハンドシグナルならおれも１つ知ってるのによ…」

するとポルナレフは謎のハンドシグナルをやり始めた。
そしてそれを見た典明がポルナレフに小さい声で何かを言う。

ポ「YEAAAH！！！」

ピシガシグッグッ

『……(何だかよく分からないけれど、いいなぁ、男の子って)』ホワァ

ジョ「襲われて死にそーだっていうのにくだらんことやっとらんで行くぞｯ！
ほれAも微笑むんじゃあないｯ！」