月光の白 <Road To Success> (ページ36)

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ポ「もうサンゴ礁だ！あと数百メートルでエジプト上陸だっていうのによｯ！」

ア「女教皇(ハイプリエステス)だ！
敵はハイプリエステスの暗示をもつスタンドだ」

承「知ってるのか」

ア「聞いたことがある…。
スタンド使いの名はミドラーというヤツ…。

かなり遠隔からでも操れるスタンドだから本体は海上だろう…。
能力は金属やガラスなどの鉱物なら何でも化けられる。プラスチックやビニールはもちろんだ。触っても叩いても攻撃してくるまで見分ける方法はないという……」

ポ「し…しかしどこからこの潜水艦に潜り込んできたんだ？」

ドシュッ！！ゴァーーーーーｯ！！

『！？
……タイミングは100点満点ね…。最悪だけれどｯ！』

ポ「こ…」

潜水艦に穴が開き、大量の海水が中に入り込んで来たのだ。

ポ「なるほど、こーゆーこと？単純ね…。
穴を開けて入ってきたのね？」

ア「浮上システムを壊していやがった！どんどん沈んでいくぞ！」

花「いつの間にか酸素もほとんどない！航行不可能だ！！」

ア「つかまれｯ！海底に激突するぞｯ！」

ドゴゴオンｯ！！！

ポ「やっぱりこーなるのか、おれたちの乗る乗り物って必ず大破するのねｯ！」

花「A、大丈夫？」

『うん、ありがとう、典明。
で、でもちょっと怖いわ…』

承「花京院、A……。
スタンドのヤツどの計器に化けたか目撃したか？」

花「た…たしか、この計器に化けたように見えたが……」

承太郎がスタープラチナをだし、その計器を殴ろうとしたその時、

『！！違うｯ！承太郎ｯ！もう移動しているわｯ！
典明の後ろにいるｯ！！』

典明の腕を引っ張り、私に倒れ込むようにして攻撃をよけた。

花「す、すまないA！」

『貴方に怪我がなくてよかったわ』

ハイプリ「ムッギイーーｯ！ブッシュアアアア」

ア「皆ドアの方へ寄れ！い…いつの間にか機械の表面を化けながら移動しているんだｯ！
この部屋にいると全員どんどん怪我をしてダメージをうけるぞｯ！
皆隣の部屋へ行くんだ、密室にして閉じ込めようｯ！」

だがハイプリエステスはもうすでにドアのノブに化けていた。

ハイプリ「ブッギィィィイイィ～～～～ｯ！！」

ア「ば……バカなｯ！！」