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ラクダ「バフ〜〜〜ｯ ブァフゥ〜〜」
ポ「くさ〜〜〜」
ジョ「悪かったな、A…。まさかラクダが4頭しかいないとは……。」
『大丈夫よ。承太郎の後ろに乗せてもらうわ。正直１人で乗るのはちょっと不安だったし……』
ポ「おいジョースターさん！ど、どうやって乗るんだ？高さが３mもあるぞ」
ジョ「あのじゃな、ラクダっていうのはな……」
結果的に、彼のラクダ講座は全く上手くいかなかった。それはもう散々で…。
１度乗れたものの、振り落とされたジョースターさんの肩に手をおき、眉を下げて微笑みかけると、半泣きで諦めたのであった。
ーーー数十分後…ーーー
ジョ「よ〜し、皆予定通り上手く乗れたようじゃの〜〜」(汗
ジョ「それでは砂漠を突っ切るぞ！皆！
北西へ向かって出発進行じゃ〜！！」
思った通り、ちゃんと北西へ歩き始めたラクダはいなかったけど……
ーーーーーーーーー
『あ……暑い…』
花「…おかしい。
やはりどうも誰かに見られている気がしてならない……」
ポ「花京院、少し神経質すぎやしないか。ヤシの葉で足跡は消してるし、数十キロ先まで見渡せるんだぜ？誰かいりゃあ分かる…」
承「……実はおれもさっきからその気配を感じてしょうがない…」
ジョ「承太郎、調べてみてくれ」
承太郎が双眼鏡で辺りを見渡すが、
ジョ「何処かに不審なものでも…？」
承「いや…、見えない。何もない…。
しかし…何か妙だ、何か…が……」
ポ「おい行こうぜ。陽がくれたらテントをはろう。…それにしても暑いぜ、見ろよ、気温が50度もあるぜ」
『やめて……言わないで………うぅ…』
私はあまりの暑さに限界を感じ、承太郎の長い制服の下に潜り込んで日差しをシャットダウンする。
そしてそのまま承太郎の背中に体を預けた。
承「おい、平気か」
『は〜〜〜い………』
ジョ「今の時間が１番暑い時間じゃ。
……………８時……え…！？
承太郎！お前の時計、今何時だ？」
承「８時10……！？」
ジョ「う……うっかりしていたが、ど…どういうことだ！午後８時を過ぎているというのに！
なぜ太陽が沈まないｯ！」
ポ「ばっ、ばかなｯ！温度計がいきなり60度に上がったぞ！
し……沈まないどころか！！太陽が…
西からグングン登ってきているぞｯ！
ま……まさかあの太陽がｯ！スタンドｯ！！」
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月25日 15時
