月光の白

E:5 ページ9

ジョ「船長…お聞きしたいのですが、船員10名の身元は確かなものでしょうな」


船「間違いありませんよ。全員が10年以上この船に乗っているベテランばかりです。どうしてそんなに神経質になるのかわかりませんけれども……
ところで！」



船長が承太郎の吸っていたタバコを取り上げる。



船「甲板での喫煙はご遠慮願おう…君はこの灰や吸い殻をどうする気だったんだね？
まさかこの美しい海に捨てるつもりだったのかね？君はお客だがこの船のルールには従ってもらうよ。未成年君」



そう言って承太郎の帽子でタバコの火を消し、吸い殻をポケットに入れた



『！……』


わかったね、と言い残し船長が背を向けると




承「待ちな。口で言うだけで素直に消すんだよ…。大物ぶってカッコつけんじゃあねぇ、このタコ！」


ジョ「おい承太郎！船長に対して無礼はやめろｯ、お前が悪い！」


承「フン！承知の上の無礼だぜ。こいつは船長じゃあねぇ、今わかった！

スタンド使いはこいつだ」


『…へぇ』

全ー承・貴「なにｨーーｯ！！」





船「スタ…ンド？？なんだねそれは…いったい」


ア「それは考えられんぞ承太郎！このテニール船長はSPW財団の紹介を通じ、身元は確かだ。信頼すべき人物！スタンド使いの疑いはゼロだ！」



戸惑う船長と仲間の反論の中、彼は口を開いた。



承「スタンド使いに共通する見分け方を発見した。
スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うとだな…





鼻の頭に血管が浮き出る」



全ー承「えっ！」




承太郎と少女を除いた全員が鼻に手を当てた。


そう、その2人を除いた全員が。





ポ「嘘だろ承太郎！？」



承「あぁ嘘だぜ。だが…

マヌケは見つかったようだな」



船「あっ！！」







帽子を脱いだ船長の目つきが、鋭く変わった。

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ラッキージョジョキャラ

ブチャラティ

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