司波兄妹の天才幼馴染 (ページ10)

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達也｢!?｣

深雪｢ダメ!｣

達也｢大丈夫だ｡それに…｣

誰かに魔法をかき消された

光井｢きゃあ!｣

北山｢ほのか!｣

七草｢やめなさい!｣

一同｢｢｢｢あ…｣｣｣｣

生徒会長のお出ましね

本当にこの学校は面白いわ

さて､とりあえず生徒会長が来たし帰れそうね

七草｢自衛目的以外の魔法による対人攻撃は犯罪行為ですよ｣

渡辺｢風紀委員長の渡辺摩利だ｡事情を聞きます､全員ついてきなさい｣

仁美『え､ヤダ｡ケーキ食べたいから帰えりたい』

西城｢(この状況でそれ言えるのすげえな)｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

仁美『レオ?』ｷｮﾄﾝ

西城｢なんもない…(ホント可愛い///)｣

深雪｢お兄様｣

達也｢すみません､悪ふざけがすぎました｣

渡辺｢悪ふざけ?｣

達也｢はい､森崎一門のクイック･ドロウは有名ですから｡後学のために見せてもらうだけのつもりだったんですが､あまりにも真に迫っていたもんで思わず手が出てしまいました｣

まぁ､先に手を出したのは一科生だけど面倒ごとは避けたいしね

渡辺｢でわ､そこの女子が攻撃性の魔法を発動しようとしたのはどうしてだ?｣

仁美『あれはただの閃光魔法ですよ』

達也｢威力もかなり抑えられていました｣

渡辺｢ほぅ…どうやら君らは展開された起動式を読み取ることができるらしいな｣

深雪｢!?｣

達也｢実技は苦手ですが分析は得意です｣

仁美『私はどっちも得意ですよ〜』

渡辺｢誤魔化すのも得意なようだ｣

達也｢誤魔化すなんて､とんでもない｡自分たちはただの二科生です｣

国立魔法大学付付属第一高校､この学校に入学を許されたこと自体､魔法という希少な才能を認められたエリートである｡しかしこの学校には入学の時点から優等生と劣等生が存在する

深雪｢ちょっとした行き違いだったんです｡お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした｣

深雪が深くお詫びをした

仁美『もう帰っていいですかね?』

渡辺｢…｣

七草｢もういいじゃない摩利｡達也くん本当にただの見学だったのよね?｣ﾊﾟﾁﾝ