死にたがり少女[十文字アタリ] (ページ3)

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02. ページ3

『ヒーローとか言うのにはなりますけど個室は下さい』

「モチロン、アリマスヨ」

『後、人と関わりたくないので部屋からは出ません』

「ソレハ難シイデスネ、戦ウトキハ出テキテモライマスヨ？」

『戦わないとだめなんですか？』

「手合ワセガアリマスカラネ」

『しなかったら？』

ボイドールとかいうロボットはまたアタリの方を向く。

「え、俺とハグ？」

その視線に気づいてそう言う。

なんだこのめんどくさいのは。

『...分かりました戦いのときは出ればいいんですね、部屋に案内してください』

「ソレデハアタリサン案内ヲオネガイシマス」

『ボイドールさんでお願いします！！』

「そんな拒絶しなくてもなにもしないぜ？」

本当にこいつはどれだけ拒絶しても...嫌な顔ひとつしない...
　

鋼のメンタルだ...

羨ましいとさえ思ってしまう。

「ワガママデスネ...ワタシガ案内シテアゲマショウ...ハァ」

そう言い大きなため息をつく。

『そんなあからさまにめんどくさそうにしないでください』