初練習 ページ10
目線:ヒース
今日はteamBのレッスンがある。だから俺は
練習場の前に来ているのだが…
もう中から勢いの良い音と歌声が聞こえる…
しかもこの曲は日蝕だ…俺の歌…でも、
この声はとても綺麗だ。不本意だけど上手い…
一体誰が歌ってるんだ…？
ヒース「誰か来てるの？」
琥珀「う"ぎゃーー？！ビビったー！！なんだ
ヒースか…ノックくらいしてくれよ…」
ヒース「…琥珀が歌ってたの？…」
琥珀「はぁ？そうだよ。だってさっきまで俺しか
いなかったやん？」
ヒース「日蝕…琥珀は、昨日聞いたばっかり…
振り付けもそれだけだった、なのに、
歌も振り付けも完璧…どうなってるの？…」
琥珀「見て聞いて覚えた。それしか方法がねぇ。
俺はアンダーやし、覚えて完璧にして
もしものときに備えることしかできん。
あの曲はただ好きだった。原作も見た。
お陰で朝早起きして寝不足。誰よりも早く
ここに来た。な？俺偉いやろ！」
さも当たり前のように言うその顔は、
とても笑顔で自信に満ち溢れていた…
凄く眩しい…機嫌良いミズキみたい…
ヒース「うん、琥珀偉い。新人なのに、
誰よりも早く来てた。良い子。」
琥珀「じゃあ頭撫でて？ヒースとっても
優しいから好き！」
ヒース「うん、よしよし…」
琥珀「エヘヘ(//´∀｀//)♡」
頭を撫でると、まるで犬みたいにキラキラした
純粋な笑顔になった…やっぱりミズキに似てる…
ヒース「でもダメ。」
琥珀「うん？何が？」
ヒース「歌も上手いし踊りも上手いけど、
俺の曲は琥珀にはあげない。」
琥珀「…いーよ。ヒースからはなんも取らん。
アンダーからも抜けん。でも、居場所が
見つかるまで、teamBにいても良いでしょ？」
ヒース「…琥珀は何言ってるの？…」
琥珀「え"？！ダメ？！」
ヒース「ここが琥珀の居場所なのは当たり前。
ほかの居場所を探すなんて言わないで…」
琥珀「…うん！分かった！絶対言わない！
俺はずっとここにいる！藍ちゃんからも
ヒースからも離れない！」
ヒース「うん。俺からずっと離れないのは
ちょっと困る…」
琥珀「ならヒースが病気で大変な時は
俺が助けたげる！」
ヒース「うん、ありがとう…俺も琥珀を助ける…」
琥珀「？俺病気無い！」
ヒース「知ってる…」
琥珀はスターレスの光だ…でも俺は見える…
琥珀の後ろには、琥珀よりも大きくて、
抱えきれない程の、真っ黒な闇がある…
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彼岸花 - NEO GEOさん» ありがとうございます！実は私も藍ちゃんは推しの中に入っていて、それで書かせてもらいました。後々キャラも増えていく予定なので、ほんとルーズリーフですがよかったら楽しんでいって下さい！ (2020年4月15日 21時) (
レス) id: 78d72db066 (このIDを非表示/違反報告)
NEO GEO(プロフ) - 読みやすくて、琥珀君のキャラとかもしっかりとしていて、好きです！個人的に藍くんも推しの中に入っているので、同居人って言う設定が美味しかったです。 (2020年4月8日 7時) (レス) id: 94d0f86dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作者ホームページ：http://hgnk
作成日時：2020年3月13日 20時
