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〈雄登サイド〉
Aに、好きな人が居るかも?
いや、居たら泣くでしょ。
だって、Aに片想い歴5年目だよ?
5歳から12年間一緒に居るのに。
雄登「ホントの事言って。いるの?」
「居ないけどー。ww」
あーー良かった!心臓に悪い!
飛貴「もぉー!やめてよ!冗談キツイわ。」
凛「www二人の反応超面白いわ。」
「それ。てか、今年中に彼氏出来なかったら責任とってもらうから!」
雄登「いいよ!俺彼氏になるわ!」
飛貴「待って待って!俺も立候補する!」
凛「Aの事好きすぎて、引くわー。ww」
別に引かれてもいいもん!
俺はAが手に入ればいいだけ。
飛貴「とりま、変な男がつかないようにしなくちゃね。」
「いや、2人のせいで変な男すら着いてくれないわ!凛みたいに彼氏欲しい!」
飛貴「それはよかった!」
「良くないー!」
もし、俺が告ってフラれたら俺とAは気まずくなる。
もし、浮所が告ってフラれたら浮所とAが気まずくなる。
もし、俺と浮所が喧嘩したら3人が気まずくなる。
どうすれば一生、Aと一緒に居れる?
どうしたら、親友と好きな人と理想の関係が出来る?
俺らは多分、告白もしないまま、恋人の関係に発展しないまま、一生を終えるんだろうな。
それは、浮所も同じ。
だから、俺らでAを制限するんだ。
高校を卒業したら、彼氏でも家族でもない俺らとひとつの家で暮らしていくことになる。
それがAのためではないことは分かってる。
でも、長い長い片想いがそうさせた。
雄登「浮所ー、部屋の間取りどうする?」
飛貴「えー?3人だから3LDKでいいんじゃない?」
雄登「そだね。ね、俺らって悪いやつだよな。」
飛貴「それな。でも、仕方ないんじゃない?Aがそうさせたんだから。」
ごめんね。A。
今みたいな楽しい生活はあと2年で終わりそう。
俺らといい思い出作ろうね。
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作者名:瑳紅羅 | 作成日時:2019年2月9日 15時