幼なじみ ページ7
〈Aサイド〉
「みんなー、おっはよー！」
雄登「おはー。うわ！超可愛いんですけど！」
凛「おはおはー。朝から那須うるさい。」
飛貴「おはよー。あ！ホントだー！超可愛い！」
凛「だからうるさいって！」
今日の髪型はツインテール。奇跡的に寝癖がなかったから頑張ったのに。
「あーもー！やめてよ！」
絶賛2人にいじられ中。幼なじみだから許されるんだけどね。
雄登に右、飛貴に左の髪をクルクルしたり、三つ編みしたり。
雄登「なんでなんで？今日もサラサラー。マジで似合ってる！」
飛貴「それなー！しかも超いい匂い！俺の為にしてくれたの？」
「んなわけないでしょが！」
凛も呆れ顔。
「もぉ！まぁまぁ時間かかったんだからストップ！」
雄登「またまたぁー。そんなこと言って、俺の為にしてくれたんでしょ？分かってるってー！」
飛貴「違うし！俺の為だから！髪型も！シャンプーも！そうだよね？」
「ブッブー！二人とも不正解！良いから離れる！席に座る！」
雄登「離れるは無理っしょ。だって、席隣なんだもーん！」
飛貴「同じく！」
そうだった。右に那須、左に浮所で後ろに凛だった。
「もぉー。二人のせいで髪型崩れたぁ！」
雄登「俺が直してあげるからね！」
「いい。」
飛貴「Aは可愛いからどんな髪型でも似合うよ！」
雄登「あっ！今、うざって顔した！見た？浮所？」
飛貴「見た見た！ツンデレなんだからぁ！」
「この席嫌だぁ！凛〜代わって？」
凛「嫌だぁ。二人ともうるさいもん。」
飛貴「ほらね！Aは永遠に俺の隣だから！」
凛「すっごいキメ顔だけど、ごめん。心に響かないわ。」
それな！同じこと思った！
飛貴「凛ちゃん酷いー。Aはキュンとしたよね？」
「してない。」
雄登「浮所ドンマイ。Aは俺が貰うから！」
「断る。」
雄登「断らないでー！！」
ほんとにうるさい！！いくら仲良し4人組だって、先生もこの席配置にしないでよー！
「二人のせいで彼氏できないじゃん！」
飛貴「なーにいってんのー？ここに居るじゃない！ここに！」
雄登「いやいやいや。こっちだよ！右！ルックアットミー！」
凛「Aに好きな人いるから諦めな！」
「「えぇっ！」」
飛貴「ね、嘘でしょ？」
雄登「嘘はダメだよ？」
さっきまでうるさかった二人が静かになると、静まる教室。
「ホント。って言ったらどうする？」
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作者名：瑳紅羅 | 作成日時：2019年2月9日 15時
