甘えた ページ4
〈Aサイド〉
雄登「Aちゃん。」
私の膝を枕代わりにして、上目遣いで見てくるこの子は2つ年下の雄登。今日は甘えた?らしい。
「どしたの?」
雄登「この頃さ、全然構ってくれない、、、。」
眉毛を八の字にして言われたら、構うしかないじゃん。
「ごめんね。何したらいい?」
雄登「ちょっと待ってて!」
急に立ち上がって、なぜか紙とペンを持ってくる君。
こちらに背を向けて、何か書いてる。
「何書いてるの?」
雄登「見ちゃダメだよ?」
「わかった。」
雄登「出来たー!ね、これ見て!」
紙には、Aちゃんとやりたいことって書いてあって、その下にも色々書いてある。
「これをすればいいの?」
雄登「そう!1つ目は、ハグ!」
((ぎゅ
「なんか、がっしりしてきた?」
雄登「やっと気づいてくれた。俺、筋トレしてたんだよ?」
「そうなの?気づいてあげられなくてごめんね。」
雄登「ううん。ね、Aちゃん、あったかい。」
「雄登も。」
そのまま30分が過ぎ、雄登が眠たいのか、コクコクしてる。
「雄登?」
雄登「んー?」
「眠たいの?」
雄登「んー。眠い。」
「寝る?」
雄登「Aちゃんと一緒に寝る。」
「分かった。じゃあ、行こ。」
雄登「うん。」
ちゃんと抱きついたまま、寝室へ移動。
ちょっと歩きにくいけどね。
雄登「Aちゃん、大好きだよ。」
「どしたの?急に。」
雄登「言いたくなっただけ。Aちゃんは嫌いなの?」
「もちろん、大好きだよ。」
雄登「良かったぁ。帰りが遅いから、他の人の所に行くんじゃないかって。」
「そんな訳ないよ。これからはもっと早く帰ってこれるようにするね。」
雄登「やった。嬉しい。まだまだやりたいこと沢山あるからね。」
「うん。分かった。」
雄登「Aちゃん、おやすみなさい。」
「おやすみ。」
今日はいい夢が見られそうです。
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作者名:瑳紅羅 | 作成日時:2019年2月9日 15時