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お兄ちゃん ページ3

〈Aサイド〉

私のお兄ちゃんは、すっごくカッコイイ!

面白くて、優しくて、賢くて、運動もできる!

ね、最高じゃない??

((コンコン

雄登「Aー、入るよ?」

ほら、来た!

「いいよ。」

雄登「ねー、俺さ、知らない女子に今日告られちゃってさ〜。」

「えっ?告白されたの?ね、ちゃんと断った?OKしたの?えっ、どうしよっ!」

どうしよっ!お兄ちゃんが他の人と手を繋いで歩いてる、、、なんて嫌!!

雄登「wwなんでAが焦ってるの?ちゃんと断ったよ。俺、好きな人いるし。」

「えーーー!!!」

ショックすぎる!絶対可愛いんだろうな。それに比べて私は、、、。


もう、お兄ちゃんは諦めないといけないのか。

あー、言葉で表せないくらい辛い。

雄登「A?どした?」

「な、なんでもない。1人になりたいから、出てって。」

雄登「え?あ、分かった。ごめんね。」

Aちゃんはお兄ちゃんがイケメンでいいなー!とか、全然良くないし!
Aのお兄ちゃんって、那須雄登君でしょ?羨ましい!いや、羨ましくないし!

もう、ダメ、、。明日が土曜日で良かった。

気が付くと朝になってた。昨日のことで寝れなかった。ベットに入ったままボーッとする。

雄登「A、朝だよ。」

昨日までは爽やかなモーニングコール。今では嫌なモーニングコール。

雄登「A?入るよ?」

布団に潜り込んで、寝てるふり。

雄登「まだ寝てるの?」

雄登「、、、そっか。俺さ、Aのこと好きだよ?」

えっ?私の事がす・き?

今すぐに私も!って言いたいけど、寝たふりしなきゃ。

雄登「女の子として、本当に好き。可愛いし、明るいし、ちょっとドジだし。」

雄登「起きたら、ちゃんと伝えるからね。でも振られるんだろうな〜。」

そんな訳ないよ!

雄登「Aの友達が羨ましいよ。友達だったら付き合えるのにね。」

雄登「、、、起きるの待ってるね。」

((バタン

、、、えー!!!お兄ちゃんは私のこと好きだったの?

昨日からの悲しみはどこかに行っちゃって、嬉しさしかない!

髪をキレイにして、着替えて、バッチリの状態!

高まる思いを抑えて、深呼吸。

よし、お兄ちゃんの部屋に行こう

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作者名:瑳紅羅 | 作成日時:2019年2月9日 15時

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