Mondoと俺。3

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「はい、もんど。」

こと、と机の上に置いて俺はそのまま手に持ってもんどの隣に座る。

m「ありがと。」

マグを置く度に、毎回忘れずありがとうを言ってくれるもんどが好きだ。
これ、もう1回ことって音鳴らして、はいって言ったらまた言ってくれそうだな、と再びスマホに意識を向けたもんどを見る。
ありがとう、ってとちらかというと日本語で言ってくれることが多い気がする。
なんでだろうな。

んー……。

俺に気持ちが伝わるように？どっちでもいいけどなぁ。

…あぁー、なんか友達に何かした時とかセンキューって言う人多かったな。
そういう事かな。軽い日常の中に溢れた感謝？とか異国語で言ったら、気持ちがあんまり重くないな。言い方の他にもこーゆう使い回しがあるもんなんだな。

m「何考えてるの、」

数分、もの思いに耽っていたらしい。考え事してる時って、どこ見てるか分からないような顔してるんだろうな。

「んー、もんどのことー。」

m「ふーん。」

こと、と半分ほど中身の無くなったマグを置いて。深く座り直す。

m「寝てもいーよ。運んであげる。」

「ほんと？고마워.(ありがとー。)」

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