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焼き上がった白くてふわふわのパンを、熱々のまま手で掴み食べる。
「あつっ、おいし！」
ハフハフと口の中で冷ましながら、パンの出来上がりにニンマリと口角が上がる。
「でも、この量どうしようかな」
チラリと天板に目を移すと、そこにはミルクパンが所狭しと置かれていた。
思っていた3倍の量が出来上がってしまい、消費方法が思い付かず頭を抱える。
友達に渡そうと思ったが、今日は土曜日だ。
パンとはいえど、作ってから2日経った物を友達に渡すのは憚られる。
家族に食べてもらうにしても、そんなんじゃ追いつかないほどの量だ。
「……あ」
そんな時、彼らの顔を思い付いた。
いつの日かの花巻くんの言葉が脳内で再生される。
『Aさんさ、今度バレー部見に来なよ』
社交辞令を間に受けるなんて、と思われるだろうか。
しかし、そう思われる以上にこのパンを消費したい気持ちが上回った。
やらずに後悔するよりもやって後悔だ！
私はパンを包み、制服に着替えて家を飛び出した。
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綾鷹(プロフ) - しきしまさん» 読んでくださりありがとうございます！好きと言ってもらえてよかったです✨ (11月17日 17時) (
レス) id: 04a13cd35e (このIDを非表示/違反報告)
しきしま(プロフ) - とても面白かったです！最後、お相手が誰なのか分からないようにしているのもとても好きです🫶 (11月17日 17時) (レス) @page24 id: b9707e3599 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めいさん» 読んでくださりありがとうございます！いっぱい飲んでください！笑 (11月17日 16時) (レス) id: 04a13cd35e (このIDを非表示/違反報告)
めい - この小説見たらお腹すいちゃいました。。。牛乳飲むか。 (11月12日 20時) (レス) @page18 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹 | 作成日時：2023年10月25日 22時
