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ローファーをまた脱ぎ、上靴へと履き替える。
「あれ？買い物行かねーの？」
「うん、卵も牛乳も残ってるし、必要な物は全部置いてあるから」
「なんか悪りぃな」
「ううん、本当に簡単なやつだから」
家庭科室に入り、さっさと材料を冷蔵庫から取り出す。
「まずコップに砂糖大さじ1、水小さじ1を入れる」
そういうと、岩泉くんと花巻くんが手際よく動き始めた。
「それで、レンジで2分半」
「これ何だ？」
「カラメルだよ」
「ってことは、プリンか！？」
花巻くんの目がキラキラと輝く。その通り、と花巻くんに向かってグッドポーズをした。
「甘いのが苦手だったらもう少し時間増やして焦がすといいよ」
「じゃあ俺は焦がすか」
チン、と良い音が鳴る。私のも岩泉くんのも、花巻くんのもいい感じだ。
「で、次はプリン液」
牛乳150ミリリットル、卵1個、砂糖大さじ1を花巻くんと岩崎くんに測って用意してもらう。
「本当は卵は別に混ぜてから牛乳と合わせるといいんだけど、今日は面倒なので全部ぶち込みます」
「漢らしいな！」
そしてコップに移し、緩くラップをかけ、レンジで温める。
「こんな簡単にプリンってできるんだな。俺でも作れそうだ」
「電子レンジで作れるからおすすめだよ」
しっかりと固まったことを確認して、冷蔵庫に入れる。
「本当は2〜3時間冷やすのがいいんだけど……今日は30分くらいで、ほんのり温かいまま食べよう」
「んじゃ、その間片付けるか」
「岩泉、おれ家庭科部皿洗いレギュラーなんだわ」
「んだそれ」
「ふふふ」
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綾鷹(プロフ) - しきしまさん» 読んでくださりありがとうございます！好きと言ってもらえてよかったです✨ (11月17日 17時) (
レス) id: 04a13cd35e (このIDを非表示/違反報告)
しきしま(プロフ) - とても面白かったです！最後、お相手が誰なのか分からないようにしているのもとても好きです🫶 (11月17日 17時) (レス) @page24 id: b9707e3599 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - めいさん» 読んでくださりありがとうございます！いっぱい飲んでください！笑 (11月17日 16時) (レス) id: 04a13cd35e (このIDを非表示/違反報告)
めい - この小説見たらお腹すいちゃいました。。。牛乳飲むか。 (11月12日 20時) (レス) @page18 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹 | 作成日時：2023年10月25日 22時
