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(……恥ずかしい)
渋々横になったのはいいものの、ここは外。
最初の方は人の波をボーッと眺めていたのだが、今日は休日なのでただでさえ人通りが多く、通りすがる人とたまに目が合ってしまい、堪らなくなって遂に目を閉じた。
「…やっぱ顔色悪いな」
私の頬をするすると撫でながらさとみくんが呟いた。
『そんなに？』
「だから心配してんだよ」
呆れたように笑うさとみくんの声と頬を撫でる手、更に丁度良い風が心地いい。
「Aさぁ、毎度言ってるけど、マジで体調悪かったら言えよ。今回貧血だったからまだ良かったけど、お前限界まで我慢すっから心配なんだよ」
『気を付けまぁす…』
「いつもさっきみたいに駄々こねるくせに何でこういうのは我慢すんだよ」
『さとみくん１番お兄ちゃんぽいから言いやすいんだもん。なーくんには、何か……迷惑掛けれないっていうか…？』
「何でだよ！俺には遠慮なしかよ！」
いつもの独特な笑い方で笑い出すさとみくん。
『その笑い方外で止めてよ〜魔王だよ』
「誰が魔王だよ」
そうは言ったけど、本当はこのさとみくんの笑い方が好きだったりする。本人には言えないけど。
こういうことも遠慮無しで言えるのは、多分、文句を言いながらもいつも笑って受け入れてくれるから。
実の兄弟がいなかった私にとって、さとみくんはお兄ちゃんみたいな存在なのだ。
『よし！本当にもう平気、ありがとう。行こ！』
「さっきより顔色ましになったな。無理だけはすんじゃねーぞ」
『はいお兄ちゃん』
「…………て……………どな」ﾎﾞｿ
『え？何？』
「何でもない」
さとみくんがボソッと呟いた言葉は聞こえなかったけど、この後は予定通り夕方まで楽しくお出掛け出来て、仕事での疲れは吹っ飛んだ。
「お兄ちゃんなんて、思ってねーけどな」
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つばさ - とても楽しかったです (7月5日 6時) (
レス) @page47 id: dd93105dfa (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久々に観に来ました！何回見ても飽きないです！ここまでお疲れ様でした！ (2022年8月15日 13時) (レス) id: 7e40220ef6 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 野菜さん» 申し訳ありません…。現在リクエストは締め切ってしまっていまして、この話は「骨折」で終了する予定なんです…。ですが、続編を作る予定ですので、少し先になってしまうかもしれませんがそちらで書かせて頂きたいと思います！リクエストありがとうございます…！ (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - さきさん» わ〜凄くわかります！！あの眠くなっちゃう現象は何でしょうね…？やっぱり安心する声だからでしょうか…！ (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 海月さん» 温かいコメントありがとうございます…！少しずつですがこれからも頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2019年9月20日 0時
