11.朝ごはん ページ12
着替えを済ませ、莉犬くんが待つリビングへと足を運ぶ。
(いつもなら私が起きてくるのと同じくらいに起きてくるのに…)
リビングへ入ると莉犬くんと目が合う。
しかしさっきの光景が頭の中で再生され、咄嗟に顔を逸らす。
「ねえ見て!今日はね、俺が朝ご飯作ったんだよ!凄いでしょ〜」
「…え!すごい…。ふふ…ありがとう!」
恥ずかしがる自分とは対照的に、何もなかったようにいつも通り話しかけてくる莉犬くんに、恥ずかしさも忘れ笑みがこぼれる。
いつもは私が起きてから2人分の朝食を作り、たまに莉犬くんも手伝ってくれる。
それが今日は私が起きる前に作っておいてくれたらしく、トーストとベーコン、目玉焼きがお皿にのせられ、テーブルに用意されていた。
「ふふっ…」
目玉焼きは少し形が崩れていて、普段料理をしないのに頑張ってくれたんだなと、料理をしている彼の姿を思い浮かべてまた嬉しくなってしまう。
「あ、今目玉焼き見て笑ったでしょ?!も〜大変だったんだよ?ねぇ、えらい?」
「うん、ありがとう」
そう言って彼の頭を控えめに撫でるととても嬉しそうな顔をする。
彼はもともと食が細く、また興味も薄いらしく、私と付き合う前は朝食はおろか、酷いときには1日1食の時もあったらしい。
生放送やライブなどの活動に加え、編集作業などで毎日夜遅くまで起きていることが多い彼が、食事をまともに取らないことが心配で、付き合ってからはこうして、一緒にいれるときは一緒にご飯を食べ、なるべく1日3食…忙しくても2食は食べてもらうようにしているのだ。
(そんな莉犬くんが自分からご飯を作ってくれるようになるとは…)
口には出さないが、それなりの感動をおぼえる。
「よし、食べよっ!」
「「いただきます!」」
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もなか(プロフ) - ストーンさん» いえいえ、ありがとう!頑張るね…! (2019年9月17日 1時) (レス) id: 3ccd8a0edd (このIDを非表示/違反報告)
ストーン(プロフ) - 私のあんな簡単なリクエストがこんなにいい作品になるなんて......ありがとうございますっっ!次の更新も楽しみにしてるね! (2019年9月11日 16時) (レス) id: 29a2f5b542 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - ストーンさん» 私は全然外してもらって構わないです!でも中々慣れなくてたまに敬語に戻っちゃうかもですが…笑 (2019年9月10日 18時) (レス) id: 3ccd8a0edd (このIDを非表示/違反報告)
ストーン(プロフ) - 把握です!わざわざありがとうございます!敬語外しません?((馴れ馴れしいですかね... (2019年9月9日 22時) (レス) id: 29a2f5b542 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - ストーンさん» 何回でも大丈夫です!ですがあまり多いと一応掛け持ちしているので遅くなってしまうかもしれないのでそこは申し訳ないです…。 (2019年9月9日 22時) (レス) id: 3ccd8a0edd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2019年8月15日 1時