永遠の…～第6章～ (ページ11)

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～WONHO side～

授業中始まって直ぐに寝てしまって、
先生に罰として花壇に水をやってこいと
言われて渋々水をやりに行った。

WN『授業終わりでも良いじゃん(怒)』

そんな文句を言いながら中庭へと向かう。

そこで、俺は適当かつ丁寧に水をかける。

それにしても、綺麗に手入れされてる…

WN『僕がもっと綺麗に咲けるようにするね^^←』

何故か僕は花に話しかけていた。

今は授業中だから、周りに誰もいないし
暇だから話し相手は花しかいない。

WN『…へぇ～こんな名前の花もあるんだ^^』

一つ一つの花の名前や由来が書かれていて、
それを読んでは感心していた。

花に興味があまりなかったから、
色々と名前や由来を見て楽しく水やりを終える←

そして、またねと花に向かって言い
校舎に入ろうとしてふと上を見上げる。

すると、誰かに見られていたようで
一瞬見られた事に恥ずかしくなった。

誰だと考えながら目を細めて見る…

WN『…？あっ！』

Aちゃんだ！

俺はAちゃんだと分かって嬉しくなり、
満面の笑みで手を大きく振った。

すると、Aちゃんは微笑んで
小さく手を振り返してくれた。

最近僕はAちゃんと仲良くなった。

ショヌにあの日気になるなら話してみたらと
言われたから、話すためにはどうしようかと
考えた結果

お昼を一緒に食べれば良いかという結果になり、
お昼を一緒に食べるようになり仲良くなった。

毎日はさすがにあれかなと思って、
一週間に1～2回程度で一緒に食べる。

そして、昨日は他の子と食べたから
今日はAちゃんと食べたいと思って

今は授業中で大きな声を出せないから、
口パクでAちゃんに伝えた。

WN『(あ.と.で.ご.は.ん.い.っ.し.ょ.に.
た.べ.よ.う♡)』

Aちゃんに向けて指でハートを作った。

すると、Aちゃんはそれを見て
また微笑んでから口パクで何か言ってきた。

A『(り.ょ.う.か.い.し.ま.し.た！)』

正直目が少し悪いから読み取れないかなと
思ったけど、ハッキリと了解しましたと
言ってくれたのが分かった。

たったそれだけの事だけど嬉しくて、
僕は返事の代わりに笑って頷いて

また後でと意味を込めて、大きく手を振って
校舎の中へと入った。

WN『授業中の水やりも悪くない…』

そんなくだらない考えをボソッとはいて、
ウキウキな気分で上履きに履き替えて
教室へと向かった。

～WONHO side 終～