君と過ごすキラキラな時間

とある3人4 ページ7

「何してんの、祐希？」

突然ガチャリと扉を開いて入ってきたのは…

「マサさん！/ 将洋さん！」

将洋さんだった。

あ…そういえば祐希さんと将洋さん、
今回は同じ部屋やったな。

「相変わらず仲良いな」

彼は爽やかな笑みを浮かべて、
荷物を部屋の隅に置いてから
俺たちと同じように座り込んだ。

「マサさんも前乗りしたんだね！」

祐希さんが俺の頭からパッと手を離して、
将洋さんに視線を移した。

その目はどことなく子どものように
キラキラと純粋に輝いて見える。

…何だか将洋さんに祐希さんを取られたような、
そんな気分。

でも、そんな時にちゃんと周りのことを
見ているのが将洋さんで。

「なんか居ても立っても居られなくなってさ(笑)」

そう照れたように笑った後で

「西田、今回はAちゃんに
変な絡み方はするなよ」

と言って、俺に視線を向けてくれた。


将洋さんはきっと、そうやって皆の機微に
触れていて、ちゃんと適切に対処してくれる。

誰も取りこぼさないように、
置いて行かないように。

俺に向けられた優しげな眼差しで
それが伝わってくる。

…やっぱり将洋さんは凄い人やわあ。


「…って！将洋さんもその話っすか！」

そんな俺の反応に、将洋さんと祐希さんは
顔を見合わせて笑った。

2人が楽しそうならまあえぇか…
なんて、思ってしまうくらいに
2人のことが大好きやわ。

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