The bunny2 (ページ11)

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ep.10.6 ページ11

「俺も同じくらい史悠のこと、
　気にかけてるから」

と、ポツリと呟いた。

思ってもみなかった彼の本音に、
思わずニヤニヤしそうになる。

俺が翔くんのことを大事に想ってるくらい、
翔くんも俺のことを…。

コツンッ
自分の中で都合の良い解釈をしていると、
翔くんが軽く俺の頭を小突いて離れていった。

…心なしか恥ずかしそうな顔、してる気がする。

可愛いな〜♪

言いたいことは言った、と言わんばかりに背を向けて
ダグアウトに戻る彼を見つめながらそう思う。

そしたらクルッと翔くんが、一瞬俺を振り返って…

「ずっとそのまま、純粋で真っすぐな
　俺の弟でいてくれよ」
何か呟いた気がするけど、俺には聞き取れなかった。

『何か言った？』
俺の憧れをギッシリ詰めこんだその背中を
追いかけて聞き返すと

「あんまりみんなに迷惑かけんなよ」

と、いつも通りの意地悪な笑顔で翔くんは笑った。

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天然水。です！
ここまで読んでいただきありがとうございます！

大谷くんがドジャースに移籍してしまいましたね…。
(今更…。笑)
このシリーズも今書いてるものを消化し切ったら、
終わろうと思っています。
(意外と書いたのが溜まってる状態です…。)

そしたら、ドジャース大谷くんのシリーズを
書こうかな…。

とりあえず…もう暫くお付き合いいただければ
嬉しいです！