Our future4 ページ43
そうだ、僕は翔くんを追いかけ続けて
ここまで成長できた。
そして、日本代表にまでなれた。
ここまで野球に真っ直ぐ全力で
向き合えたのは間違いなく…
『翔くんのおかげだよ』
「何〜？何か言った？」
僕の呟きは、離れた場所にいる翔くんに
聞こえるはずがなく聞き返される。
だけど...
『おなかすいた〜！』
これまでの感謝を伝えるのは、
WBCが終わってからにしよう。
そう心に決めて、翔くんに伝えたい想いを
心の奥にしまい込んだ。
すると、翔くんが笑顔でこちらに駆け寄ってきて
「お昼、俺が作ってきた！」
と言った。
『え、翔くんが!?』
思ってもみなかった事に驚いて声を上げると
「そうそう」
彼は自慢気に胸を張って、置いてあった
リュックの方へ歩き出した。
『楽しみだな〜♪』
その後ろをスキップでついて行く。
2人で並んで座ると、翔くんがリュックをガサゴソ。
そして少し大きめのタッパーを取り出した。
お弁当箱じゃなかったことに、
ちょっと笑いそうになる。
それに勘づいた翔くんが
「お弁当箱のことすっかり忘れててさ、
一平さんが探してくれた」
と苦笑い。
『翔くんってたまに抜けとるよね(笑)』
一平さん、いつも翔くんのフォロー
ありがとうございます！
「一平さんにも同じようなこと言われた」
ちょっと不貞腐れた表情をした翔くんだったが、
すぐに元の表情に戻って
「じゃあ、開けるね」
って、タッパーの蓋をパカッ。
そこにはおっきなおにぎりと卵焼きと
ブロッコリーが詰め込まれていた。
『わぁ！翔くんすごーい！』
普段まったくと言っていいほど料理をしない僕は
手を叩いて歓喜の声を上げる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 963人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天然水。(プロフ) - akenchinさん» 初めまして！仲間ですね✨絡ませられるように考えてみます😊 (7月9日 0時) (
レス) id: 7595eebd17 (このIDを非表示/違反報告)
akenchin(プロフ) - 初めまして✨あたしも今やMLBにハマってしまい同じように毎日エンゼルスの勝敗で一喜一憂してます笑ぜひトラウトやサンドバル、ミッキー達との絡みが見て見たいです💜楽しみにしてます🥰 (7月8日 9時) (レス) @page45 id: 22db0fc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
天然水。(プロフ) - 三做村匡さん» 誤字のご指摘ありがとうございます！めちゃくちゃ間違えとってお恥ずかしい…💦 (5月20日 0時) (レス) id: 7595eebd17 (このIDを非表示/違反報告)
三做村匡(プロフ) - 夜遅くにすみません、My amuletで所々濡れるが漏れるになってます…💦いつも更新楽しみにしております🙇♂️ (5月19日 0時) (レス) @page15 id: 20406f05c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天然水。 | 作成日時：2023年5月5日 1時
