【男主】俺は男が好きだ？【実話】

茜ちゃんと ページ12

去年、だった気がする。
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『茜ちゃんって、趣味変わってるけど、どんな感じの本なの？ そういうのって？』


茜「気になんの？ 珍しい人種だね。今度買いにいくか！」


と、言うことで、茜ちゃんと買い物に行くことになりました。


一応、趣旨を伏せて颯真を誘ったけど「あ、寝るから無理っす」と言われたので二人で。


茜「久楽、これが✕✕っていうB／Lね？ これは、スパダリ……スーパーダーリンの略なんだけど、それ受けと、ショタ……ってわかるかな。なんか、ロリの男の子バージョンっていうか………少年？ に近いのが攻めのやつね？ てか、攻めとか受けとかわかる？」


『なんとなくね』


茜「なら大丈夫だね。これは、✕✕っていうB／L。平凡な男の子が受けで、イケメンが攻め。これは結構王道だよねー。てか平凡って書いてあるのにイケメンっておかしいよね？ それプラス先輩✕後輩でもあるからもう、巣窟だよねー。魔窟というか。そんなのホイホイされるよねーって」


『へえ〜』


茜「でねー、これは女装男子✕平凡だよ〜。これのせいで私の性癖が歪んだとこあんだよねー！ ヤバくない？ この子、こんなにかわいいのに男ってなんか、萌えるんよなー！」


『へえ。女の子だった方がかわいいと思うけどなぁ。実は男のふりした女みたいな展開───』


あったら面白いかもね、という言葉は続かなかった。

茜ちゃんが鬼のような形相で俺のこと睨み付けてたから。


『───なんて、やだよなぁ？』


茜「うんうん、わかってもらえて何よりだよ！」


ニコッと笑顔になる茜ちゃんが怖すぎて視線を逸らした。


『おす、おすすめとかはあったりする、の？』


たどたどしく、視線を合わせないようにしながら訊くと、嬉々として本を探し始める。

ふう、と胸を撫で下ろした。


茜「うふふん、おすすめはこれ！ ✕✕っていう漫画だよぉ。これはねえ、DVされてる✕✕が(ネタバレになるので略)なのぉ！ ヤバくない？ これは、アニメ化されてた✕✕っていうのの作者さん、✕✕さんが書いてるやつだよ！」


『へえ。作者の名前まで覚えてるんだ……』


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茜ちゃんになに言ってたか全部聞いたから鮮度100%です。

解釈不一致☆※→←愛してるよゲーム

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