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18.野生のヒロイン ページ19






「あ、一個決めなきゃいけなかったの忘れてた」




遥ちゃんも戻ってきて、全員で一個の机囲んでお菓子食べていた時、雀田さんが思い出したように口を開いた。




「ん?なになに?」

「明日のケイドロの時の役割分担。マネージャーに振り分けられてたんだった」

「え、じゃあマネージャーはケイドロ参加できないって事ですか?」

「あ、ううん。仕事さえ終われば参加できるんだけど…」




すると、何故か申し訳なさそーに雀田さんが私の方を見た。
………え?私?




「実は3年生マネは全員仕事があるんだけど、1年マネと2年マネは2人ずついるでしょ?でも3年もいるし、1年2年は1人ずつしかいらないって言われてて…」




……あぁ、なるほどね。話が見えてきたぞ。




「だから舞ちゃんとAちゃんとやっちゃんと遥ちゃん、だれが代表で仕事するか決めてもらっても…いいかな?残りの2人がケイドロ参加で…」

「りょ、了解です!」

「どうする?Aちゃん」




なんの疑いもなく、私に問いかけて来てくれる舞ちゃん。でも私には分かってしまった

雀田さんの視線の意味が…
今回の…この指示の意味が…


だからつまり、今私が取るべき行動はただ一つ!
それは…!




「うぅ〜ん、じゃあ私ケイドロやってきてもいぃい?仁花ちゃぁん」



きたーーー!!!



『わ、私もケイドロやりたいな!!舞ちゃん私もケイドロでいい!?』

「へ?も、もちろんいいけど…」



いいの?と顔で聞いてくる舞ちゃん。
多分普段いっっっつも一緒にいて苦労してるヒロイン氏と一緒だよ?という顔なんだろう。

でもね、舞ちゃん…こいつに1人で仕事は無理。ついでに言うとケイドロなんて野山に放したら何しでかすかわからない。


野生の遥ほど、怖いものは私ないんですよ。




「えぇ〜A先輩もやるんですかぁ?」

『や、やるよ!何?何か文句でも?』

「別にぃ?でもぉ、その体で走れるのかなって(笑)」

『よっっけいなお世話じゃい!!!』




人の体上から下まで見下すように見やがって!




『遥ちゃんこそ細すぎてその辺で倒れそうじゃん!』

「でも遥はぁ、倒れても及川先輩が助けてくれるので心配ないんです♡」

『さいですか…』



そうだ、この子こういう子だったわ…






この後、雀田さんから倒されるんじゃないかってほど謝罪と感謝の雨を浴びたのは言うまでもない。

人の役に立つって…いいよね?(遠い目)

19.翌日→←17.吉か凶か



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- まって、しらぶん…仕方なく泥団子一個食うってどゆこと?wwwその状況想像しただけで笑けてくるw (2022年9月19日 15時) (レス) @page22 id: 00b9fd0369 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - ぐへへゴッホゲホゲホッ!!さん» ありがとうございます(*´ω`*)どちらが勝つか…ぜひご期待ください!! (2019年1月23日 7時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
ぐへへゴッホゲホゲホッ!! - ウシワカにも勝って欲しいし、ニロりんにも勝って欲しいし…どっちでも美味しんですけどね(ぐへへ)続き楽しみにしてます! (2019年1月23日 5時) (レス) id: 4a91227d82 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - 芹夏さん» ありがとうございます(*´▽`*)頑張らせて頂きます!!! (2018年12月29日 14時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
芹夏(プロフ) - この、お話めっちゃ面白いです!!応援してます!! (2018年12月28日 20時) (レス) id: 04cb350a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーザルツ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月25日 17時

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