・ ページ17
「も、もし今でなくても大丈夫なようでしたら…ご連絡することも出来ますよ?」
「ほんとですか?」
イケメンくんの目がちょっとだけキラって光った。
よほど好きなんだな。からし和え。
「じゃあここにご連絡先を…」
そう言ってメモの紙を取り出そうとして_____
イケメンくんに止められた。
腕掴まれて。
「……へ?」
「あ、いや、あの……。」
驚きで思わず顔を上げると、イケメンくんのなぜか焦った表情が目に入った。
「て、店員さんは…いつもこの時間にいらっしゃるんですか?」
「あ、はい。今月いっぱいはいつもこの時間です」
「俺も、この時間にしか取りに来られないんです。なので……俺と店員さんが連絡先の交換する…というのはどうですか?」
つまり、無駄をなくすためにってことか!
「え、それすごくいいですね!そうしましょう」
そう言いながら自分のスマホを取り出しLINEを開く。
QRコードを私が出して読み込んでもらった。
「お名前なんて言うんですか?」
「あ、梅原Aと申します。」
「梅原さん…ですね」
覚えました、と言うイケメンくん。
スマホいじる姿すら様になるとか羨ま…
「あ、お客様のお名前は…?」
「あ、俺は………」
そこで
私は耳を疑うことになる。
「『赤葦京治』です」
「……………………え」
お前かーーーー!!!!!!
お前が赤葦京治だったのか!!!!
フクロウ事件の当事者ーー!!!!
ってことはあの2人組(木兎くんと黒尾くん)の後輩か!!そりゃ変わってるわけだよ…
「え、本当…ですか?」
「え、えぇ…そうですけど…」
やっばなんかすごい嬉しいというか、有名人に会った気分なんだけど。
赤葦くんはなんで私がそんなことを聞いているのか分からず、戸惑っているご様子。
あ、てことはこの人もバレー部…か。
「じゃあ入荷でき次第ご連絡いたしますね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
そう言って赤葦くんは出て行った。
縁とは不思議なものだと改めて思った。
____________
木「おー!あかーしお帰り!」
黒「菜の花あった?www」
赤「あー、なかったので……店員の方と連絡交換して、後日連絡貰うことにしました」
黒「はぁ!!??」
木「連絡先交換したの!!??おねーさんだよな!?」
赤「あ、はい…。え?(え、なんかまずった?)」
2194人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペネロペ - チベット高原は中国ですぜ! (2020年12月17日 22時) (レス) id: 41f8f60883 (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - しどけさん» お返事遅くなりすみませんでした!!もうその言葉が何よりの糧です…!これからも爆死して頂けるお話を書けるよう全力で頑張ります!! (2020年12月7日 12時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
しどけ(プロフ) - 面白すぎて部屋で爆笑こきました!最高です!ありがとうございます!! (2020年7月6日 21時) (レス) id: 6311bbd282 (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - ショウキチさん» ありがとございますぅぅ!!続編でもよろしくお願いします(*^^*) (2018年12月13日 20時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - 飛鳥さん» 瀬見くんのところ…!結構悩みつつ書いたので笑って頂けて何よりです(^.^)これからもゆっくり更新ですがよろしくお願いいたします! (2018年12月13日 20時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ