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「ねぇ……え?遥ちゃんさ」
「はい?」
「私はてっきり皆がバレーやってるんだと思って今の会話を聞いてたよ」
「あ、はい」
それがどうだ、さっきとは違う体育館に来てみれば。
『どうして天井に遥ちゃんのタオルが突き刺さってるの?』
上を見上げれば、遥ちゃんのピンク色のキラキラしたタオルが決して可愛くない状態で何故か天井に突き刺さっている。
そして前を見ると、そこにはタオルを必死に飛び跳ねて取ろうとする日向くんと影山くんの姿。
……うん、
二人ともアホすぎない?
『そしてお前、ジャンプすごいねぇーじゃねーだろ遥ちゃん。ギャラリー行って取って来なさい』
「ふぇぇ……(´இ□இ`。)°」
すぐ涙目になるのどうにかしなさい!
「お、俺取ってくるよ空森さん!」
「ふぇ?いいの…日向ぁ……??」
「うん!いい運動になるから」
ニコッと笑って走っていく日向に罪悪感を覚えると共に、私はこんなことを怒りに来たんじゃなかったと遥ちゃんを見た。
『そうそう遥ちゃんね、今日から伊達工来るから』
「………え?」
やっぱり聞いてなかったんかーい
でもいつも「ふぇぇ!?」とか言って驚く遥ちゃんとは少し様子が違ったように思えた…?
いや、この反応、人として普通じゃね?
『じゃあ、遥ちゃん今日も頑張ろうね。影山くんも!』
「はーい!」
「ウス」
遥ちゃんがいつものテンションに戻った。
気のせいだったのかな?
元いた体育館に帰ろうとすると、バスが1台学校の横に止まっているのが見えた。
伊達工のバスだ……去年も合宿したけど、確かあそこには……
「おーいゴリラマネじゃん!」
『誰がゴリラじゃ』
わざわざ大声で私のこと(らしい)を呼んだのは、伊達工の、えっと……
『にろりん』
「その呼び方ヤメロ、ごりりん」
『ブッ飛ばすぞ』
二口くんだ。
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naonao(プロフ) - になさん» 牛島さん、見る目あるうううううううううう⤴ (2021年10月19日 12時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - ななさん» そうなんです!!夢小説なんで←←←これからもよろしくです(^^) (2019年5月25日 15時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - ななさん» 夢小説なんで!!←←ありがとうございます(*´ω`*) (2019年5月25日 11時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 恋愛要素が入って来たー!とっても面白いです! (2019年5月24日 18時) (レス) id: a4be6ab395 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - になさん» すみませんありがとうございますー!!直しておきます!! (2019年2月14日 22時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
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