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ちょうど同じ頃白鳥沢では。
「聞いた?今日伊達工来るってよ!」
「伊達工?なんで?」
「いやお前何でって失礼じゃね?」
瀬見さんと天童さんのやり取りを“いや作者達の都合だろ”とかツッコミながら、俺…白布賢二郎は聞いていた。
「そういえばお前この合宿で幼馴染みがいるとか言ってなかったか?」
大平さんが俺に話を振ってくれる。
「あ、はい」
「どこの高校だっけ?」
「青葉城西っス。マネっすけど」
指にテーピングを巻きながら話していると、後ろから五色が現れた。
「えぇ!?白布さん、それ女の子ですか!?」
「いや、女っていうより……」
メス?
「え、白布……そんな趣味だったの?」
「付き合ってるんですか?」
「マジか…なんか一線引かれた気がするわ」
一線引いてるのはお前らだろ…というツッコミはとりあえずしまっておく。
「メスゴリラってことですよ……あと太一、アイツと付き合うとか絶対ないから。まず種が違うし」
大平さんは「そんな事言ってやるな」と言って笑った。
「でも可愛いかもしれませんよ!」
「そうそう!あ、可愛いと言えばね、若利くんがどこかのマネにプロポーズしてんの見ちゃったんだよね」
「マジ!?!?」
!?!?
この合宿一と言っていいほどの驚きだ。
牛島さんが好きになるってどんな美人だ?
優しくておしとやかで、そんな一年マネが入ってきたのか……それか烏野のメガネの三年もあり得るかもしれない。
「あ、噂をすれば!
おーい若利くん!!プロポーズした子の事教えてよ!!」
天童さんのデカイ声にギョッとした。
そういうのってもっと静かにした方がいいんじゃないのか……??
「あぁ」
牛島さんは特に怒った様子でもなく歩いてきた。
「で、その子のどこが好きなの?」
「気になる」
「…前回の合宿で、飴をくれた」
「一年越しの恋かよ!?」
牛島さんはオーラが強いから、きっとそうやって気楽に話してくれる女が居なかったんだろう。
予想とは違って、どうやら明るい人みたいだな。
「どんな風にくれたんだ?」
「“飴ちゃんあげよう”と言って」
「「飴ちゃん」」
「ちゃんこ鍋味の飴をくれた」
「「ちゃんこ鍋味」」
え……え?
結構変わってる子だな………つか俺嫌な予感してるんだけど……
「牛島さん…その人の名前は」
「AAだ」
いやお前かーい
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naonao(プロフ) - になさん» 牛島さん、見る目あるうううううううううう⤴ (2021年10月19日 12時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - ななさん» そうなんです!!夢小説なんで←←←これからもよろしくです(^^) (2019年5月25日 15時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - ななさん» 夢小説なんで!!←←ありがとうございます(*´ω`*) (2019年5月25日 11時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 恋愛要素が入って来たー!とっても面白いです! (2019年5月24日 18時) (レス) id: a4be6ab395 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - になさん» すみませんありがとうございますー!!直しておきます!! (2019年2月14日 22時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
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