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「そういえば」

『ん?』

「お前んとこにもう1人…マネが入ったって本当か?」

『え、本当だけど?』



いきなりどうした。




「……名前は?」

『その子?空森遥ちゃんだけど…』

「………美人か?」

『どっちかって言ったら可愛い方かな』





なんだなんだいきなり。
敵情視察か?スパイなのか?





「……今どこにいる?」

『え、たぶん第2体育館の水場だと思うけど……』




するとにろりんは考え込んだ。

え、本当に何どうしたの。





「………ちょっと俺抜けてくるわ。茂庭さんに言っとけ」

『っはぁ!?』





私が驚きの声を上げてる間に______
にろりんは風のように走って行ってしまった。



「どうしたの羽山さん?……え、てか二口は?」

『……パです』

「へ?」

『走ってナンパに行きました』



一体何を考えているんだアイツは。




















所変わって第2体育館水場近く。







「ふっふふーん♪」



空森遥が鼻歌を歌う。
むろん、手にはスポドリと言う名の劇物を握って。



「…………………おい」

「っ!」




急に話しかけられ、彼女の肩がピクリと跳ねる。
振り返るとそこには____




「ふ、二口先輩…?!」

「…………」




そう、先の話で走って行った人物。
二口堅治が立っていた。

なぜか…眉間にしわを寄せて。




「え、お、お久しぶりですね!先輩!」

「…………」




戸惑いつつも、笑顔で話しかける空森氏。
だが二口は眉間にしわを寄せたままの表情を保っている。

美女とイケメン。
一見すれば見栄えは良いが、両方中身が残念である。




「ど、どうかしましたか…?」

「………」



何も言わない二口



しかし突然________




〈ドン!!!〉

「っきゃっ!!」




空森に_______壁ドンをした。しかも脚で。

そして_____唐突に口を開く。





「お前さぁ……」



低く怒るような声。
睨みつけるように目を合わせる。






「その演技________やめろ」



その_______一言が聞こえた次の瞬間だった。










「_____________ッチ、ぅっせーなぁ…」






二口よりもさらにどす黒く_______一際低い声。

それは……





「アンタこそ……この汚ねぇ脚、さっさとどけろや」







空森遥の声だった。

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naonao(プロフ) - になさん» 牛島さん、見る目あるうううううううううう⤴ (2021年10月19日 12時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - ななさん» そうなんです!!夢小説なんで←←←これからもよろしくです(^^) (2019年5月25日 15時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - ななさん» 夢小説なんで!!←←ありがとうございます(*´ω`*) (2019年5月25日 11時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 恋愛要素が入って来たー!とっても面白いです! (2019年5月24日 18時) (レス) id: a4be6ab395 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - になさん» すみませんありがとうございますー!!直しておきます!! (2019年2月14日 22時) (レス) id: a5690e4086 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーザルツ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月13日 17時

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