【ハイキュー】私はただのコンビニ店員なんだが2

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「うっるさいな…どこにいようと私の勝手でしょ？アンタだって私にいちいち報告しないじゃん


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堅治」





ニッコリと目の前に立つ男に話しかける。





「てか私、堅治の学校知らなかったんだ。ごめん」

「弟の学校知らないってなに…」





半分驚き、半分呆れみたいな顔。

いや、君の姉ってそういう奴ですのでね。




「えーゴホン、進めてもいいかな？梅原さん？」

「あ、すみません！どうぞ！」




猫又監督の笑うような咳払いで我に帰る。
そうだ、今挨拶の時間だった…

堅治の方も主将らしき人に怒られていた。

へっ、ざまみ。



全体も静かになったところで、猫又監督が見渡す。




「じゃあ自己紹介を」

「あ、はい。」




深呼吸一つ。
全員の視線が私に向く。



「初めまして…じゃない方もいるかもなんですけど初めまして！梅原Aと申します。今回の練習試合でアドバイザー…？のような仕事をさせて頂くことになりました！よろしくお願いします！」




はいグダグダ、さすが私。




「梅原さんには各試合を見てもらって、試合後にアドバイスを貰う事にしてある。各校主将はしっかり自己紹介しておくように」



と、猫又監督が締め、その場は終わった。

全員がバラバラに散っていく中、1人の選手が私に近づいてきた。

あ、このユニフォームって…





「初めまして。伊達工の主将の茂庭です。今回はよろしくお願いします。」

「あ、よろしくお願いします！」




近づいてきた彼は私の方を見てニコニコと挨拶をしてくれた。



やっぱり伊達工の主将くんか
え、めっちゃいい子やん…






「というかこちらこそ！いつも弟がお世話になってます」

「あ、やっぱり！二口のお姉さんだったんですね！」






可愛らしい笑みを浮かべながら言うモニワくん。





「知り合いかなってみんなで話してたんです」

「そうですね。姉やってます」





なんかこの返しおかしい気がする。





「あの、モニワくんって漢字でどう書くんですか？」

「え？あ、シゲルに校庭のニワです。」

「あーなるほど、了解です！」




漢字まで覚えとかないと忘れちゃうからね。





「でもびっくりです。二口のお姉さんすごい美人だってみんな言ってるんですよ」

「え！？いやいやそんな事ないですよ！」




美人の意味一緒に調べに行こか？
ちなみに私オススメの辞書は広辞苑です。

名前がかっこいいでしょ？

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