【ハイキュー】後輩のツッコミどころにツッコムのは義務4

story.3 ゴリラも禁句です ページ5

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「………野生のゴリラのご到着ですよ。田中せ・ん・ぱ・い？？？？？」




…




「っっっうおおおおおお！！！？？？？普通マネ！！！」

「ちょっとうっさい」

「いきなり出てくるんじゃねぇよお前！！！」





そんな事を叫んでいると、いつのまにか旭さんもノヤっさんも忽然と姿を消していた。

え、旭さん？さっきまでの落ち込みはどこへ？




「裏切り者ぉぉぉぉおおおお！！！」


「はい逮捕♡」


「お前マジで血も涙もねぇな！！？」


「あるよぉ〜？？私に優しい人にだけ♡」


「それは全人類除外では…」


「おるわ優しくしてくれる人くらい」





▷▶▷







Aside



すごすごと坊主は去っていった。

目立つね坊主。



｢さてさて次はどいつかなぁ〜？？｣



ふっふっふ。

この北風三郎と呼ばれたモブ！舐めんじゃないよ！



風の速さで捕まえてやるわ。





｢待ってろよぉぉ！｣

｢…誰に言ってるんだ｣

｢ッヒ！？｣



急に後ろから話しかけられて______
バッと振り向く。

それはもう、チーターみたいな速さで。




｢わ、若利先輩…！？｣

｢あぁ｣



軽く汗を浮かばせた若利先輩が
そこには立っていた。


うっわ、汗かいてもイケメンですってか。

ずっる！！





｢な、なんでもないです！ちょっと鳥が見えて！｣

｢？お前は鳥と話せるのか？｣

｢へ？｣




なんだなんだ、話が噛み合わん。

違いますって言いたいけど言っちゃいけない気がする。




｢あ、………はい｣

｢ほう｣



え、なんではいって言ったの私。

え、アホなの？
頭の中アボカドなの？



｢わ、若利先輩はここで何を…？｣


｢？お前の声が聞こえたから来た。それだけだ｣


｢……｣






遥とは違って



ラブシチュエーションに慣れてない私にとって



そういうセリフは禁句です。先輩。

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