〜38話〜 ページ44
私たちは、唇を重ねたままお互いに抱き合った。
今までしたことのない長く深いキスだった。
観覧車が地上に近づくと、亮介くんは少しだけ
唇を離して“今日はこのくらいで勘弁してやる”と言った。
私は、嬉しさと恥ずかしさで顔を赤く染める。
亮「Aは、ずっと俺のものだから。
誰にも、渡さないよ。」
貴「...うん。////」
私は、何も言うことができず、小さく頷いた。
遊園地からの帰り道。
亮「A、こっち見て。」
私が振り向くと、亮介くんは桜の花型の髪飾りを持っていた。
私は、普段髪をおろしていることが多い。
しかし、今日はポニーテールにしてみた。
亮「A、ポニーテールの方が可愛いよ。
これ使って、学校でもポニーテールにしてよ。」
貴「あ、ありがとう!すごく、う、うれしい。」
亮「つけてあげる。前向いて。」
貴「うん...///」
亮介くんは、私が縛ってきたゴムの上から髪飾りをつけた。
亮「うん、よく似合ってる。」
貴「たい、大切にするね。//」
私は、そう言ってから亮介くんはに抱きついた。
身長は、ほとんど変わらないから
亮介くんと正面で向き合う形になる。
貴「き、キスしていい?」
私は、ゆっくりだけどはっきり言った。
亮「良いよ。」
私は、亮介くんに許可をもらってキスをする。
いつもはしてもらっている私も、たまには自分から
この気持ちを亮介くんに示したい。
貴「す、好き。」
この気持ちが溢れてくる。
亮「俺も。」
私は、亮介くんの肌に触れるたび思う。
亮介くんは男の子で、強いんだ。
特に手のひらはごつごつしていて、
毎日素振りをしているのがわかる。
亮介くんは、野球が好きだ。
だから、私はその邪魔をしていけない。
でも、顔を見るだけで幸せになれるこの気持ち、
押さえつけるのは嫌だ。
私はもう一度、はっきりと言った。
貴「亮介くん、好きです__________」
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*ももか(プロフ) - (名前)望花さん» 混乱させてしまったならすみません!これは、私が勝手に作った亮さんたちが2年生の頃のお話なんです!だから、まだ倉持は1年生だから試合に出てない設定でよろしくお願いします!! (2019年6月7日 22時) (レス) id: e5790203c3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 1番は倉持ですよ〜 (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 2番セカンド小湊亮介ですよ(*`・ω・)ゞ (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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