〜３０話〜 ページ34
私と静弥は、野球の会場にきていた。
もちろん、亮介くんの応援...青道野球部の応援をするために、だ。
静｢青道のベンチは三塁側だから、あっちだな。｣
静弥が、亮介くんが書いてくれたメモを見ながら、進んでいく。
私も静弥も、野球を生で観るのは初めてだ。
だから、迷わないかと心配してたけど、
事前に亮介くんがメモを書いてくれた。
それに、応援席に来てくれるそうだ。
久しぶりに、おしゃれをしてきた。
だって、今はもう夏休み。
教室で会うことがなくなってしまった。
だから、寂しかったのだ。
青道側の応援席に着いた。
まだ青道の生徒は来ていないみたいだけど、
青道を応援している観客がいたので、空いている席に座った。
倉｢亮さん、彼女がおしゃれしてきてくれてるじゃないすか。
可愛いっすね、羨ましい。｣
亮｢手を出したら...どうなるか
分かってるよね？(^言^)｣
遠くから声が聞こえた。だけど、すぐに分かる。
こんな会話をしているのは倉持くんと亮介くんだ。
亮｢A、来てくれてありがとう。
俺は、Aの見に行けなくてごめん。｣
貴｢そ、そんなこと気にしないで。//｣
久しぶりに会って、亮介くんの顔を見るだけで照れてしまう。
倉｢ﾋｬﾊ、亮さん愛されてるんすね！｣
貴｢く、倉持くん...やめて...///｣
さっきよりかもっと顔に熱が集まる。
亮｢倉持？(^言^)｣
亮介くんの手がチョップの体勢に入った。
とっさに目をつぶった。
だが、いつまでたっても倉持くんの悲鳴は聞こえない。
目を開けてみると...女子高生に握手を求められている２人の姿があった。
私は、一瞬頭が真っ白になっていたが、すぐに意識を取り戻す。
そして、冷静に考えた。
あれは、他校の制服だ。
青道高校ならまだしも、他校からも人気がある、ということになる。
それに、今亮介くんと握手をしているこの方が私より断然可愛い。
私が、１人で立ち尽くしていると、声が聞こえた。
御｢あれ、いつものことだから。｣
御幸くんだ。御幸くんも、女の子に手を振り返す。
御｢亮さん、握手しているように見えるけど、手は触れてないから大丈夫。｣
貴｢ど、どういうこ...｣
私は、言葉をつまらせた。だって、目の前に黒い笑顔の亮介くんがいたから。
亮｢御幸、Aと２人でなに話してたの？(^言^)｣
御｢あ、いや、その...｣
貴｢り、り、亮介くん！そ、そろそろ行った方が良いんじゃない？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*ももか(プロフ) - (名前)望花さん» 混乱させてしまったならすみません！これは、私が勝手に作った亮さんたちが２年生の頃のお話なんです！だから、まだ倉持は１年生だから試合に出てない設定でよろしくお願いします！！ (2019年6月7日 22時) (
レス) id: e5790203c3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - １番は倉持ですよ〜 (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - ２番セカンド小湊亮介ですよ(*｀･ω･)ゞ (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
