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〜17話〜 ページ20

聖羅さんの話を聞き終わっても、私はしばらくなにも言えなかった。

聖羅さんの顔は真っ赤だったけれど、私の顔も赤いと思う。

唇にキスなんて、本当にあるんだ、そんな感じだ。

貴「そ、そ、それで?」

橘「そ、それで、私は...///」

貴「ど、どうしたんですか?」

橘「し、」

貴「し?」

橘「仕返したの。//」

聖羅さんが蚊がなくよりも小さな声で言った。

私は、思わず首をかしげた。

橘「キス、仕返したの!////」

聖羅さんがもう一度言う。

今度は、その言葉をしっかりと理解し、叫び声をあげそうになる。

貴「しし、仕返した!?き、キスを、ですか?」

橘「そう、って言ったでしょ!//何回も言わせないでよ///」

聖羅さんのこんな顔、見たことないから戸惑ってしまう。

だけど・・・

貴「せ、聖羅さん。か、か、可愛いです。」

顔を赤らめてうつむく聖羅さんを
表すのに一番ふさわしいのは“可愛い”だった。

橘「///私たち、付き合いはじめてもう1年以上経つの。
 だけど、あんなことされたことなかったから、心配だったんだ。」

頬は赤いけれど、どこか寂しげな表情。

橘「りんは、本当に私のこと好きなのかな、って。
 良かった。行動に表してくれて。安心した。」

そういう聖羅さんは、本当に嬉しそうで、ちょっとだけ羨ましかった。

私も、いつかは言えるのかな、亮介くんに、“好き”って_____








合宿が終わると、すぐに三学期を迎えた。

私は、この日を心待ちにしていた、
ほどではないけれど、少しだけ楽しみにしていた。

冬休み中は、何だかんだで亮介くんに会えてない。

別に、付き合ってるわけでもなければ、友達でもない、
私たちが会う理由は特にないのだけれど、やっぱり寂しかったのだ。

クラスは違うけれど、すれ違うことはある。

亮介くんの元気な姿が見れるだけで十分だ。

それに、普段の練習なら亮介くんが
野球をしているところがよく見える。

『A。』

貴「へっ?」

ふいに耳元で自分の名前がささやかれ、変な声をあげてしまった。

ここは階段の踊り場。

私は先生に頼まれて、ノートを運んでいる途中。

昼休みだから、
こんなところに来る人なんていないと思うのだけれど...。

『A、手伝うよ。』

息が耳にかかるくらい近くで聞こえた声。

顔を確認するために上を向くと...そこには亮介くんの顔。

それも、意地悪そうな笑みを浮かべている。

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*ももか(プロフ) - (名前)望花さん» 混乱させてしまったならすみません!これは、私が勝手に作った亮さんたちが2年生の頃のお話なんです!だから、まだ倉持は1年生だから試合に出てない設定でよろしくお願いします!! (2019年6月7日 22時) (レス) id: e5790203c3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 1番は倉持ですよ〜 (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 2番セカンド小湊亮介ですよ(*`・ω・)ゞ (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももか | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月25日 9時

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