〜11話〜 ページ13
亮「そっか、そうだったんだ...。」
私の話はたどたどしくて、とても聞きにくかった。
だけど、亮介くんは何も言わずに、ただ頷いてくれた。
亮「ありがとう。A、辛かったんだね。」
そう言って、そっと抱きしめてくれた。
ガタッ
亮・貴「「え?」」
________莉亜side
Aが倒れて、家に戻ってきてから...。
私と静哉で、夜ご飯を作ることになった。
静「莉亜、なに作ろうか。」
莉「静哉は、何が作れるの?」
静「えっと...カレーとクリームシチューと...?」
莉「すごい...わ、私、何も作れないんだ。」
静「大丈夫。Aは、クリームシチューが大好きなんだ。」
莉「何か、手伝える?」
静「もちろん!とりあえず、野菜切るか。」
ただ、野菜を切ろう、と言っているだけなのに
胸が踊ってしまうのは、やはり、Aがいっていた通り“恋”だろう。
莉「うん!」
そうして、私たちはシチューを完成させた。
静「それじゃ、持ってくか。...ん?」
私が我にかえって、
袖をつかんでいた手を離したのは、数秒たったあとだった。
静「どうしたんだ?」
莉「あ…な、なんでもない。ごめん。」
静「____莉亜。俺こそ、ごめん。」
莉「へ?」
思わず、変な声が出てしまった。
静哉の顔は、見ていて胸が苦しくなるような顔だった。
好きな人のこんな顔、見たい人はいないだろう。
莉「ほ、ほら、変な空気にしちゃってごめんね。
行こ!シチュー、冷めちゃうよ?」
喋りつつ、静哉が動かないのを見て、語尾が小さくなってしまう。
本当の本当は、もう少し2人でいたかったけれど、促してみる。
莉「静哉?」
静「そ、そうだな。」
莉「うん、静哉が私に謝ることなんてないんだから。」
そう言って、小さく微笑んでみせる。
静哉も、小さく微笑み返し、
「おぅ」と言ってシチューの鍋を持ちに、キッチンへと入っていった。
私は、その姿を見つめながら、小さく息を吐く。
これでいいんだ、そう、自分に言い聞かせながら。
________莉亜side 終わり
★ももかルーム
やっとテスト終わりました〜!
結果は、まぁまぁです。
タブレットは取り上げられずにすみそうなので、良かったです。
それでは皆さん。
これからもよろしくお願いします!
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*ももか(プロフ) - (名前)望花さん» 混乱させてしまったならすみません!これは、私が勝手に作った亮さんたちが2年生の頃のお話なんです!だから、まだ倉持は1年生だから試合に出てない設定でよろしくお願いします!! (2019年6月7日 22時) (レス) id: e5790203c3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 1番は倉持ですよ〜 (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)望花(プロフ) - 2番セカンド小湊亮介ですよ(*`・ω・)ゞ (2019年6月4日 23時) (レス) id: f5c4d2c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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