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□ ページ17
決意を固めたような表情で《シンデレラ》は一歩一歩国王の元へ歩いて行く。
その瞳には今まで1度も感じたことの無い、強い意志があった。
その揺らがない意志に、国王達は《シンデレラ》から一歩、また一歩と後ずさる。
そして────
「ねぇ、国王様···いいえ、お父様。私、“貴方を倒したい”ｯ！！」
《シンデレラ》が口を開いた。国王達の前でも、彼等の前でも口を開いた事がなかった彼女。
声は強く、凛としていて。
「貴方を倒したい」、そう叫んだ瞬間に《シンデレラ》から物凄いオーラが見えた気がした。
“絶対服従”
誰も彼女にはかなわない。
それを良いことに、彼女は国王達とのあいた距離を縮めていく。
そして───────
ﾄﾞｼｬ
ドレスの中に隠されていたメスで、国王達の首を一人ずつはねて行った。
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作者名：芽瑠くん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokabrown2/
作成日時：2021年6月20日 13時
