黄緑の彼と紫の彼2 ページ21
ホンマや
そや...話し声がするなら誰か他に...
誰や
そう思っているとトントン達が視界に映った
あぁ、怪我してへん
良かったわ
ショッピくんと2人で胸を撫で下ろす
しかし、それもつかの間
トントンと一緒に歩いてきた奴の姿を見たのだ
女...やと思う
茶髪の、身軽そうな服装の奴やった
顔は見えんかったけど、多分女やと思う
そいつが、トントンと仲良さげに話しとった
話の内容までは聞き取れんかった
けど、話が弾んどんのは遠目で見ても分かった
なんでや
パニックになって、どうしたらええんか分からへん
もし、ニコニコしているだけであの女が急にトントンを攻撃したら？
そう思うと怒りがふつふつとわいてくる
いつでも撃てるように、銃は構えておく
あと、引き金を引くだけ
最初から気配は消しとる...つもりやってん
けど、気付かれた、かもしれんかった
急にその女が、キョロキョロとあたりを見回して
俺らの居る木の上あたりで止まったんや
バレたかもしれへん、
こっちに攻撃が来るかもしれへん
気づいたら構えとった銃の引き金を引いとった
ﾊﾟｧﾝ!!!
高い音が響く
スローモーションのように鮮やかな赤を身体から、口から、噴き出しながら倒れていく
直後、トントンが心配したように駆け寄り、必死に声をかけているのが見えた
隣でショッピくんがなにか俺に言うとる声が遠く感じる
トントンがこっちを見上げた
tn「ゾム...何しとんねん...」
消えそうな声で、コイツが死んだら自分は...というように声を掛けられる
その顔に、言葉に、ハッとした俺はショッピくんと一緒にすぐに木から飛び降り、女が生きとるか確認した
「ほとんど脈がないやん...」
そりゃそうや、
だって今の一発は
完璧に一発で仕留めるために撃った一発やったから
暗殺をメインでやっとるから、あの距離からなら確実に一発で殺せるんや
トントンが俺に話しかける
tn「ゾム、...この子のカバンの中になんか薬とかないか探してもええと思う？」
いや絶対薬入る大きさやないやろ
どんだけ小さいカバン持っとんねん
「おん...ええんやない？やけどこれ、薬入る大きさやないやろ」
tn「やっぱりか...いや、見てみる価値はあると思うで？」
そう言い、カバンを開け出すトントン
そこに入っとったのは
毒？×2
クッキー
本(説明書？)
いやなんで入るねん
おかしいやろ、大きさ的に
ーーー
続きます
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モカブラウン(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» すみません...！！ゆかさん....もうひとつの方を最初に見たからそっちにも書いたけど一応違うんだよ...似てた？ほんとに僕の作品パクリ疑惑多いな...（自分が似た作品を知らずに作っているのが悪い） (2021年1月18日 8時) (
レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
紫【ゆかり】 - モカさん この作品「平和に暮らすのにこれは要らん能力だと思うんだょ」（作品名出してよかったかな）に似てません？ (2021年1月18日 7時) (レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽瑠くん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokabrown2/
作成日時：2020年12月9日 16時
