安室透と傷だらけの私

35話 ページ36

安「A、！あいつに何もされてないか！？」
「大丈夫ですよ、？」

…近い、しかもちゃっかり腕掴まれてるし、、

安「あいつに何かされたらすぐ言えよ」
「らじゃ」

安室さんが沖矢さんを警戒している理由は知らないけど、沖矢さんの機械音が混じった声は怪しいから。
何気に私も警戒はしている。

…あと、感覚的に、沖矢さんには関わらない方がいい気がした。


…偏頭痛って言った時、まるで嘘をついている事が分かっているみたいで怖かった。

「安室さん！はやくポアロ行きましょう！」
安「あぁそうだな」

荷物を持って私たちはポアロへ向かった


「梓さん、お待たせしましたー！」
梓「2人ともわざわざありがとう」
安「いえいえ」

食材を冷蔵庫に入れたりしていると開店前なのに店に人がやってきた

「あ、蘭とコナンくん！」

蘭「来ちゃった〜」
コ「こんにちは」

コナンくん最近あってなかった気がする
安定で小さい、、可愛い、、、

蘭「なにか手伝えることありますか？」
梓「あ、なら机を拭いてもらおうかしら」
コ「はーい！」

梓さんが台拭きを蘭とコナンくんに渡す


…そういえばごみ捨て行かないと

「梓さん！私裏までゴミ捨て行ってきますね」
梓「助かるわ」

梓さんは可愛い顔で私に微笑んだ

梓さん天使、、、




ゴミ袋を持って私は裏口からゴミを捨て場へと向かった

ゴミを置いているとｶﾂﾝと石の転がる音がした

「？」

パッと振り返ればガタイのいい男が1人

「！」
男「よぉ賞金首ちゃん」

手には小型ナイフ

男「記憶が無いのは本当みたいだな」
ハッと笑った男は私の記憶が無いことを知っているみたいだった。

「…っなんで…？」
男「さぁ？案外みんな知ってるんじゃねーのか」

1歩1歩近づいてくる男

私の記憶が無いことを暴力団は知っている、、

男「まぁ、どうせ今から俺に殺されるんだ、細かいこと気にしても意味ねぇよ」
「っ！？」

手に持っていたナイフを投げられ咄嗟に私は避ける


安・コ「Aっ！！」

ガチャっと裏口が空いて安室さんとコナンくんがやってきた
私が襲われている事に気づいてくれたらしい、、

男「ﾁｯ」

舌打ちをしてすぐ男は逃げてしまった


「…はぁ…」
久々に命の危機を感じた。

その場にペタッと座り込めば安室さんとコナンくんが急いで駆け寄って来てくれた

安「A…大丈夫か、？」
「うん、2人ともありがとう」

コナンくんが落ちているナイフをハンカチで拾い安室さんに渡していた

「…？」

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